立場別・結婚式に出席するときの着物の選び方

目次
  1. ●導入
  2. ●立場別・結婚式に参列するときの着物の選び方
  3. ●新郎新婦の母親や既婚の親族などは「黒留袖」
  4. ●叔母など親族や未婚の姉妹は「色留袖」「訪問着」
  5. ●同僚や友人の装いには「訪問着」
  6. ●姉妹、同僚、若い未婚者なら「振袖」を
  7. ●振袖は何歳まで着られますか?
  8. ●付け下げは着てもよいの?色無地、江戸小紋は?
  9. ●紋とは何?紋のない着物で結婚式に出られますか?
  10. ●まとめ

●導入

招待された結婚式、着物の選び方がわからないと悩みますよね。

この記事では、立場別に結婚式の着物の選び方を紹介します。

着物の参列者がいると華やかで格式のある雰囲気になることから、結婚式には「着物で参列してほしい」とお願いされる方も中にはいらっしゃるでしょう。成人式で着た振袖を着ても大丈夫かなど、気になることも多いと思います。

そこで、結婚式の着物の選び方をわかりやすくお教えします。

●立場別・結婚式に参列するときの着物の選び方

ご招待された結婚式に着物で列席する場合、どんな着物を選べばよいのでしょうか。

一般的に結婚式で着用される主な着物としては、黒留袖、色留袖、訪問着、振袖になります。この中から、自分はどんな立場で参加するのを考慮に入れて着物を選びます。

大まかに整理すると次の表のようになります。

着物の種類着用者着用者の立場など
黒留袖既婚者 母親、祖母、叔母、姉妹、従妹などの親族・親戚、仲人夫人
色留袖既婚者・未婚者叔母、姉妹、従妹などの親族・親戚
立場の重い列席者など
訪問着既婚者・未婚者従妹などの親族・親戚
友人、同僚、その他列席者
振袖未婚者姉妹などの親族・親戚
友人、同僚など

●新郎新婦の母親や既婚の親族などは「黒留袖」

「黒留袖」は、黒地に5つ紋が付いており、上半身には柄がなく、下半身だけに模様が染められています。黒留袖は既婚女性の第一礼装となり、ほぼ現在では結婚式のみで着られています。おめでたい場面で着る着物なので、模様は古典柄などの吉祥模様が染められたものがほとんどです。

結婚される新郎新婦の親族、とりわけ母親や祖母、既婚の姉妹などの近い間柄の親族は「黒留袖」を着ることが多く見られます。

都市部などを中心に、近年は母親だけが黒留袖を着る場合も多いようですが、以前は結婚式で祖母や叔母、姉妹、親族以外の参列者など、既婚者はすべて黒留袖を着るようなこともよく見られました。また、最近は仲人の立てた結婚式は少なくなっていますが、仲人がいる場合、仲人夫人は黒留袖で装います。

地域による違いや風習などもありますので、周囲の着物に詳しい人や式場のスタッフなどに聞いてみるとよいでしょう。

●叔母など親族や未婚の姉妹は「色留袖」「訪問着」

「色留袖」は、黒以外の色地で、上半身には模様がなく、下半身だけに裾模様を染めた着物です。5つ紋、3つ紋、1つ紋があります。

色留袖は、黒留袖とは違い未婚既婚を問わずに着られます。姉妹や叔母などの親族や、未婚の方の着物に適します。

「訪問着」は、胸、肩、裾などで模様がつながるように柄合わせをして染めた着物です。色や柄は多様なものがあります。

現在は親族が訪問着を着られることもよく見られます。もともとは結婚式には紋を入れた訪問着とされていますが、現在は親族でも無紋の訪問着を着る方は見られます。結婚式で着る訪問着には、上品な伝統柄や華やぎのある吉祥模様を選びます。

●同僚や友人の装いには「訪問着」

訪問着は親族から、同僚や友人などの列席者まで幅広く活用できます。訪問着も未婚既婚を問わずに着られます。多様な色柄の訪問着がありますが、格調高い古典柄や華やかな模様を染めた訪問着が結婚式向きです。紋の有無はどちらでも問題ないと思います。

●姉妹、同僚、若い未婚者なら「振袖」を

若い未婚者なら、親族、友人、同僚などでも「振袖」を着ると素敵です。

振袖は未婚女性の第一礼装で、格が高い着物ですので、結婚式にはふさわしい装いといえます。

花嫁が主役になるフォーマルな場面ですから、振袖といっても上品な着こなしがおすすめです。あまりに奇抜な模様を染めた振袖や、個性的過ぎる小物使いや髪型などは、自由に着こなしを楽しむパーティなどに着用しましょう。

●振袖は何歳まで着られますか?

振袖は未婚女性用の着物とされます。現在は結婚年齢が上昇していますし、独身の方も増えています。「振袖を何歳までなら着て良いのか」気になる方もいるかもしれません。

独身ならいくつになっても振袖を着てもかまわないと思います。そうは言っても、成人式を考えて作られた振袖には、若い世代向きの愛らしい色柄が多く見られます。少し落ち着いた装いを考え始める世代には「似合わない」と感じることもあるかもしれません。

そういう方はシックな地色の振袖や、大人っぽい柄の振袖を選んで、落ち着いた雰囲気にまとめるとよいでしょう。そして、「そろそろ振袖を卒業」と思ったら、訪問着や色留袖を選ぶとよいと思います。

●付け下げは着てもよいの?色無地、江戸小紋は?

訪問着に準じる着物に「付け下げ」があります。かつては軽い模様が多く、おしゃれ用でしたが、訪問着のような豪華な付け下げも多く作られるようになり、付け下げと訪問着を区別する意味があまりなくなりました。ですので、訪問着と同様に、模様の雰囲気や豪華さを見て、結婚式に着るのにふさわしいかどうかを判断します。上品で華やぎのある古典柄の付け下げなら、訪問着と同様に考えて、結婚式に着てかまわないでしょう。

紋のある色無地や小紋三役などの格のある江戸小紋は、古典柄などの祝儀用の晴れやかな袋帯を合わせれば結婚式にも問題ないと思います。ただし訪問着などに比べると、やはり軽い感じはしますので、列席する立場や会場の雰囲気などを考えての着用がおすすめです。

紋のない色無地やしゃれ感覚の柄の江戸小紋は、レストランウエディングなどの軽めの結婚式や二次会向きです。

●紋とは何?紋のない着物で結婚式に出られますか?

「紋」とは家の印として儀礼的な装飾に用いるものです。着物に紋を入れるのは、結婚式を始めした「式」の付く場面において、礼を尽くした気持ちを着物に表すためのものです。そのため、正式には結婚式には紋の入った着物を着るとされてきました。しかし現在では以前よりも紋の有無にあまりこだわらなくなってきています。今は紋のない訪問着を結婚式に着て、どうこう言われることはあまりないと思います。

黒留袖は必ず5つ紋です。色留袖には5つ紋、3つ紋、1つ紋があり、訪問着は一般的には3つ紋、1つ紋、紋なしがあります。紋の数の多いほど着物の格が上がりますが、着る場所や帯合わせにも配慮が必要です。また、現在の振袖には紋が入っていないものがほとんどです。

●まとめ

着物を着用すると洋服よりも華やかな雰囲気になりますし、着物や着付けなどの準備にわざわざ手間をかけて、会を華やかに格調高く盛り上げてくれたということで、参列主催者側に喜ばれることが多いようです。

結婚式に何を着るかは、おおよそのルールや習慣があるため、それを知るまでは難しいと思うかもあるかもしれませんが、逆にルールを守っていれば大丈夫という安心感もあるものです。地域による違いや風習などもありますので、他の列席者の装いが気になる場合は、やはり事前に新郎新婦などの主催者側に尋ねると安心です。また、周囲の着物に詳しい人、結婚式場、地域の呉服屋さんなどに聞いてみても、参考になる意見が聞けるかもしれません。

また、ぜひ着物で結婚式に参列して、品良く華やかに、お祝いの気持ちを着物で表してはいかがでしょうか。

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