3歳の七五三は、昔から綿々と受け継がれる伝統行事だけに、日本独自の衣装である和装で参加したい方も多いかと思います。
今回の記事では、3歳の七五三に相応しい和装や選び方のポイント、七五三当日の流れ、準備に必要なもの、七五三の費用などについて、分かりやすく解説していきます。
- 3歳の七五三とは?
- 髪置の儀とは?
- 3歳の七五三はいつ行うの?
- 3歳の七五三の衣装とは?
- 3歳女児の七五三スタイル
- 3歳男児の七五三スタイル
- 3歳児が七五三で身につける小物
- 着付けに必要な和装小物
- 3歳の女の子におすすめのヘアスタイル
- 3歳児の着物の着付け方とは?
- 三つ身と被布の着付け方
- 三つ身と羽織袴の着付け方
- 3歳児が七五三で着物を着るメリットとは?
- 日本の伝統的な衣装である着物を着用できる
- 一家そろっての粋な家族写真を思い出に残せる
- 七五三当日の流れとは?
- 七五三当日にあると便利なアイテム
- 3歳児にぴったりな着物の選び方とは?
- 色で選ぶ
- 柄で選ぶ
- 生地で選ぶ
- サイズで選ぶ
- 3歳の七五三にかかる費用はどう分担するの?
- 七五三の主な費用とは?
- 七五三にかかる費用は誰が支払う?
- 七五三に必要なものチェックリスト
- 七五三に必要な和装と和装小物チェックリスト
- 七五三にあると便利なアイテムチェックリスト
- 七五三の衣装を探すなら「京都きもの市場 着物宅配レンタル」で!
- 3歳の七五三には親子そろって着物を着用しよう!
3歳の七五三とは?
「七五三」とは、文字通り、7歳と5歳と3歳の子供の健やかな成長をお祝いするための伝統的な行事のこと。
3歳の行事は、平安時代の「髪置の儀(かみおきのぎ)」が発祥とされていて、現在でも3歳の女児と男児がともに行事を行う風習が残っています。
髪置の儀とは?
平安時代に始まったと伝わる「髪置の儀」は、数え年で3歳を迎えると赤ちゃんから幼児へと無事に成長したとして、それまで病気の予防や清潔の保持の目的から剃っていた髪を、3歳を機に伸ばすようになる儀式。
当時は、白髪をイメージした綿白髪や白糸を子供の頭の上に乗せてお祝いしたといわれていて、「髪の毛が白くなるまで長生きしてほしい」といった長寿への願いが込められていました。
髪に白粉(おしろい)をつけて櫛でといていたことから、「櫛置き」「髪立て」とも呼ばれています。
3歳の七五三はいつ行うの?
3歳を含む七五三は、通常11月15日に行われています。
諸説ありますが、11月15日に七五三を開催するのは、以下の3つの説が有力です。
1.収穫祭にちなむ説
1つ目は、秋の収穫祭にちなんだ説です。
もともと11月は、1年の収穫と翌年の豊作を神さまに感謝したり、祈願したりする月で、古くから各地で収穫祭が開催されていました。
さらに旧暦の11月15日が、毎年満月の日であったことから、その年の実りを願う行事と子供の成長を願う行事が結びついたとされています。
2.鬼宿日や陰陽道にちなむ説
旧暦の11月は、陰陽道において「一陽来復(いちようらいふく)」と呼ばれる縁起のよい月と考えられていました。
特に、11月15日は鬼が出歩くことのない「二十七宿(にじゅうしちしゅく)の鬼宿日(き
しゅくにち)」にもあたるため、婚礼以外は何をするにも吉日と信じられていた説が2つ目です。
3.徳川綱吉の嫡男の儀式にちなむ説
江戸幕府の第5代将軍である徳川綱吉の嫡男の徳松(とくまつ)は、非常に体が弱かったため、健康祈願の「袴着(はかまぎ)の儀」を実施したところ、無事に育つようになったと伝わっています。
「袴着(はかまぎ)の儀」を行ったのが、天和元年(1681年)の11月15日で、徳川徳松の儀式にちなむ説が3つ目です。
七五三は、以前は以上のような理由から11月15日に行われていましたが、現在は家族のスケジュールや混雑状況、大安や仏滅などの六曜、気温などを考慮した上で、10月から11月にかけての土日に実施する家庭も少なくありません。
3歳の七五三の衣装とは?
3歳の女児と男児ともに、七五三に洋装と和装のどちらを着ても構いませんが、 伝統的な衣装を着る特別な機会であることから和装を着用するのがおすすめです。
3歳女児の七五三スタイル

3歳女児は、洋装ならワンピースもしくはシャツとスカート、和装なら「三つ身(みつみ)」と呼ばれる着物に「兵児帯(へこおび)」を巻いた上から、「被布(ひふ)」を重ねるスタイルが定番。
ちなみに、子どもが七五三に和装で参加する場合は、母親は訪問着や付け下げ、色無地、江戸小紋など、父親も色紋付羽織袴やお召し紋付羽織袴などと家族も和装もしくは、フォーマルスーツを着用するのがおすすめです。
・三つ身
三つ身は、大人の着物1枚分のおおよそ半分の長さの反物で仕立てた着物で、2歳から4歳くらいの子供向けの着物です。
お宮参りでお馴染みのベビー用の産着「一つ身(ひとつみ)」を三つ身に仕立て直したり、4歳児以降に適した着物「四つ身(よつみ)」で代用したりすることもあります。
3歳児の着物の場合は、子供のサイズに合わせて肩部分を縫う「肩上げ」や腰の部分を縫い上げる「腰上げ」を行い、着丈を調整するのが一般的。肩上げや腰上げには、「子供の更なる成長を願う」といった意味合いもあります。
また、七五三の着物は、七五三だけでなく、お正月や結婚式の晴れ着として活用できるのも魅力です。
・兵児帯
小さな子供でも楽に着られるように、お腹の締め付けの少ないやわらかい素材で作られた帯。
・被布コート
着物の上から羽織る袖なしの男女兼用の着物です。ベストに似た袖なしの着物で、首元が四角く開き、襟がついているのが特徴になります。
・末広(すえひろ)
末広は、帯に挿したり手に持ったりして用いる七五三らしい縁起物の扇子。「扇子のように人生が末広がりになりますように」との願いが込められています。
3歳男児の七五三スタイル
3歳男児は、洋装の場合はスーツまたはシャツとズボン、和装の場合は「三つ身」の着物に、被布か羽織袴を合わせるのが一般的です。
・羽織袴
上衣の羽織と下衣の袴を組み合わせた和装で、男性にとっての礼装です。
3歳児が七五三で身につける小物
3歳児が七五三で身につけたい特別な小物は、以下の通りです。
・懐剣(かいけん)
懐剣とは、もともと武家の女性が護身のために持ち歩いていた短剣で、 「自分の身は自分で守れるように強くなってほしい」との思いが込められた装飾用の刀のこと。
・末広(すえひろ)
女児同様、末広を用いることがあります。
・お守り
お守りは、懐剣や末広とともに3歳の男児に欠かせない七五三のアイテムで、魔除けや邪気払い、招福の意味が込められています。懐剣や袴の紐に結び付けて使用する小物です。
着付けに必要な和装小物

着物の着付けに必要な和装小物について、まとめました。
・肌襦袢(はだじゅばん)
和装インナーの上、着物の一番下に着る和装用の肌着。上下が分かれた二部式タイプのものと上下が繋がったスリップタイプのものがあります。
・半衿(はんえり)
幅およそ15cm、長さ110cmほどと、実際の衿の半分ほどの長さの衿で、あらかじめ長襦袢に縫い付けて利用します。
・長襦袢(ながじゅばん)
肌襦袢の上、着物の下に着用する着物専用の襦袢です。摩擦による着物の傷みを防いだり、汗や皮脂による汚れを防いだりする役目を果たしています。
・足袋(たび)
草履や下駄を履く際に使用する足用の下着。靴下に似た形ながらも、親指と人差し指の間が分かれた作りが特徴になります。
・草履(ぞうり)
草鞋(わらじ)を改良した和装用の履物で、足をのせるための「台」と足を固定するための「鼻緒」から成っています。
・巾着(きんちゃく)
開口部を紐で結ぶのが特徴の袋。開口部が大きく、小さなお子さまでも中の小物を出し入れしやすい作りです。
・髪飾り(かみかざり)
かんざしタイプやつまみ細工タイプなど髪を飾り付けるための装飾品で、着物の合わせることで、より華やかな雰囲気に仕上がります。
3歳の女の子におすすめのヘアスタイル

3歳女児の場合は髪飾りを付けるのが定番ですので、「お団子」「ツインテール」「ショートボブ」などの髪飾りをつけやすいヘアスタイルが人気です。
・お団子
髪の毛を後ろでお団子状にアップした髪型で、明るい印象になります。後れ毛を垂らしたり、きっちりとまとめたりのアレンジが可能です。
・ツインテール
髪の毛を左右に分けて結んだ髪型。高い位置でまとめた場合は巻いたり、低い位置でまとめた場合は髪飾りをつけたりと、アレンジの幅が広がります。
・ショートボブ
髪の毛が短くて結べない場合でも、サイドで三つ編みを作ったり、巻いたりしてから髪飾りを付けることで、可愛いイメージになります。
3歳児ですと、ヘアスタイルを作っている途中で動き回ってしまい、長い時間じっとしていられない可能性があります。
そのため、自宅で両親などが行う場合は、短時間で手軽にできる髪型がおすすめです。
3歳児の着物の着付け方とは?
三つ身と被布を合わせる場合と、三つ身と羽織袴を合わせる2通りについて、3歳児の着物の着付け方を詳しくみていきましょう。
三つ身と被布の着付け方
1. まず初めに肌着を着せる
2. 次に足袋を履かせる
3. 長襦袢を着せる
4. 長襦袢を子供から見て右側が手前の「右前」になるように合わせる
5. 三つ身を着て袖を通した後に「右前」になるように着付ける
6. 着物に兵児帯を巻く
7. 着物の上から被布をかぶせて紐を結ぶ
8. 草履を履かせる
三つ身と羽織袴の着付け方
1. 一番はじめに肌着を着せる
2. 続いて足袋を履かせる
3. 長襦袢を着せる
4. 長襦袢を子供から見て右側が手前の「右前」になるように合わせる
5. 三つ身を着て袖を通した後に「右前」になるように着付ける
6. 着物を着崩れ防止のための腰ひもで固定した後に兵児帯を巻く
7. 着物の上から袴を穿かせる
8. 袴を羽織らせてから羽織ひもをつける
9. 草履を履かせてから末広と懐剣、お守りを身につける
着付けを行う前に、トイレとヘアメイクを済ませておくと安心です。
着物の上から被布をかぶったり、袴を穿いたりする場合は、兵児帯は隠れますので、巻かなくても大丈夫ですが、巻いた方がより着物姿がきれいに見えます。
履き心地のよい足袋ソックスなどの便利なアイテムもありますので、必要に応じて活用してください。
3歳児が七五三で着物を着るメリットとは?
人生の一つの節目として、3歳の七五三には子どもに着物を着せたいと考える両親も多いのではないでしょうか。
男女とも七五三の衣装に着物が選ばれる理由とは、気になる3歳の七五三で着物を着るメリットについて、みていきましょう。
日本の伝統的な衣装である着物を着用できる
3歳で行う七五三は、平安時代の「髪置の儀」に端を発する日本の伝統行事の一つであり、現在でも重要な人生の節目の一つです。
日本の伝統的な衣装である着物を着用するのに最適な機会で、三つ身や被布、羽織袴など七五三ならではの和装で参加することで、特別感や華やかさが高まります。
一家そろっての粋な家族写真を思い出に残せる
子どもが晴れ着を着用する場合には、両親や兄弟も子供に合わせて着物を着ることも多いかと思います。
3歳児の子どもを中心に、晴れ着に身を包んだ家族みんなの輝かしい姿を記念に写真撮影してもらうことで、3歳の七五三を家族の大切な思い出として残せます。
七五三当日の流れとは?
七五三当日の流れについて、説明していきます。
1.着付け・ヘアメイク
3歳児の子供のヘアメイクや着付けをする方法としては、自分で行うか、美容室やフォトスタジオなどのお店にお願いするかの主に2通りです。
お店や都合などによっても所要時間は異なりますが、女の子の場合はおおよそ40分、男の子の場合は約30分が目安になります。
お店にお願いする場合、10月から11月のベストシーズンは、混みあうことも珍しくありませんので、早めに予約しておいた方が賢明です。
2.記念撮影
記念撮影は、フォトスタジオで行う場合と、カメラマンに神社に同伴してもらい参拝の様子を撮影してもらう場合などがあります。
衣装を何枚着るのか、何人で撮影するのか、何カット撮影するのかによっても異なりますが、1着に付き30分ほどかかる場合が多いです。
神社でカメラマンに撮影してもらう場合は、季節感漂う見事な風景の中でより自然な姿を撮影してもらえるのがメリットで、天候や気候の影響を受けやすいのが難点。
スケジュールによっては、神社参拝と入れ替わる場合もあります。
3.神社参拝・祈祷

家族そろって神社に参拝したり、神社のご本殿に上って神職に子供の成長や幸福を祈祷(きとう)してもらったりすることは、七五三のメインイベントです。
神社への参拝と祈祷を行う場合は、1時間から1時間半程度が目安になります。
神社での祈祷は、予約が可能なこともありますので、あらかじめ予約しておくとよりスムーズでしょう。
4.食事会
神社への参拝と祈祷を済ませた後は、レストランや料亭で会食したり、自宅でケータリングを囲んで食事したりと、親族を招いて食事会を行う場合がほとんどです。
七五三の晴れ着を着用したまま料理を食べると、子供が着物を汚してしまう恐れがありますので、もし着替えられるのであれば事前に着替えを済ませておくのがおすすめ。
地域によっても異なりますが、神社への参拝や祈祷、食事会には3歳の子供と兄弟、両親に加えて、両家の祖父母も参加するのが一般的です。
家庭によっては、両親の兄弟や親戚、親しい人などを行事に招待する場合もあります。
七五三当日にあると便利なアイテム
まだ手のかかる3歳児だからこその当日準備しておきたい便利なアイテムをピックアップしました。
・雨具
急な天候の変化によって七五三の途中で雨が降ってくることもあります。雨や水に濡れると着物や草履が汚れやすくなりますので、いざという時のためにレインコートや傘などの雨具を準備しておくと安心。
・着替え
普段着慣れない着物は、身体の締め付けや動きづらさなど三歳児への負担が多いため、長時間着ているとぐずりかねませんので、着替えを用意しておくと安心です。
・エプロン
飲み物を飲む際やご飯を食べる際などに、そのままだと大切な着物を汚しかねないため、防水や撥水機能付きのエプロンを用意しておくのが賢明です。
・靴と靴下
着物を着る際には草履を履きますが、3歳児にとっては歩きづらく、靴擦れなども起こりやすいため、念のために普段履いている靴下と靴を準備しておきましょう。
・ヘアピン
3歳児の髪の毛は細かったり、量が少なかったりと、髪飾りがとれたり、ヘアスタイルが乱れがちですので、ヘアピンを用意しているとすぐに直せて便利です。
・ストロー
着物を着たまま、ペットボトルや水筒で飲み物を飲んだ際に、着物を汚してしまう恐れがありますので、ストローを準備してストローを使って飲むことをおすすめします。
・おもちゃ
七五三の当日は着付けから食事会まで時間が長く、ぐずって泣いてしまった場合や記念撮影中に飽いてしまって笑顔がでにくい場合など、お気に入りのおもちゃを持ち歩いていると重宝します。
・ビニール袋
おやつや飲み物などのゴミや食事用のエプロン、履き替えた靴など、ビニール袋を用意しておくと、他の荷物と一緒にバックに入れたくない色々なものを入れられます。
・洗濯バサミ
トイレに行く際に洗濯バサミで着物を留めておくことで、裾が汚れにくくなったり、着崩れも防げたりしますので、準備しておきましょう。
・ばんそこう
普段とは異なる衣装で転んでしまったり、足が鼻緒と擦れて血が出てしまったりする可能性がありますので、ばんそこうも準備しておきましょう。
3歳児にぴったりな着物の選び方とは?

三歳児の着物を選ぶ上で、大切な3つのポイントについて、詳しくご紹介していきます。
色で選ぶ

3歳児の着物で人気の色
女児は赤や薄いピンク、水色などのカラーが、男児は紺や黒、緑などの色合いが人気です。
・黒色
黒色は、光を吸収する色でありながらも、最も暗いカラーです。洗練さや優雅さ、高級感、権威などのイメージがあります。
・赤色
明るい印象の赤色は、邪気払いや魔除けの色として親しまれていて、3歳女児の着物で一番定番のカラーです。
・水色
白と青を混ぜ合わせた水色やブルーは、水や空の色にも通ずる色で、爽快感や清潔感のある色。癒しや落ち着きを与えてくれる色でもあります。
・緑色
森や木のイメージである緑色は、リラックスや穏やかの意味を持つ色で、調和や安定を意味する意味でもあります。
・ピンク色
赤色と白色を混ぜたピンク色は、女性らしさや優しさ、桜の春らしさなどをイメージするカラー。淡いピンクや紫がかったピンク、鮮やかなショッピングピンクなど色々な種類があります。
・グレー
白と黒から成るグレーは、洗練された上品なカラーです。優雅さや穏やかさ、品格などを感じる色でもあります。
・ベージュ
白と茶色を合わせたベージュやアイボリー、オフホワイトは、土の色にも通ずるアースカラー。ナチュラル、優しい、素朴、シンプルといったイメージです。
・オレンジ
お日さまに通ずるオレンジは、赤色と黄色の間のカラーで、元気や陽気、明るい、温かいという印象を与えます。
柄で選ぶ

3歳女児の着物に人気の柄
3歳女児の着物は、桜や牡丹などの花やさなぎから華麗に変身する蝶などの可愛らしい柄と、扇や鈴、束ね熨斗などの縁起物などの柄が人気です。
・花柄
桜や梅、菊、牡丹などの可愛らしい花をモチーフとした花柄は、七五三の着物の定番柄です。
・蝶柄
青虫からさなぎ、きれいな蝶へと育っていく姿が、女性が成長していく様子を表しているとされ、蝶の優雅に舞う姿が可愛らしさや華やかさを際立てます。
・鞠柄
丸い手鞠へと通ずる柄で、「万事が丸くおさまりますように」「円満な家庭を築きますように」などの意味が込められた縁起柄です。
・松竹梅柄
古くから縁起の良い植物として知られていて、「松」「竹」「梅」の3つを組み合わせることで縁起が良いことの象徴とされています。
・束ね熨斗柄
神さまのお供え物としても有名な熨斗鮑(のしあわび)をモチーフに、帯状の細い熨斗を数本重ねた柄で、訪問着や振袖にも多く描かれるほどの吉祥文様です。
日本の伝統的なデザインの着物も定番ですが、和と洋を上手く取り入れたモダンな雰囲気の大正浪漫風のおしゃれなアンティーク着物、おめでたい金や銀の刺繍が入った着物も人気。
3歳男児の着物に人気の柄
3歳男児の着物は、龍や鷹など凛々しい柄と、兜や軍配などの武将ゆかりの柄、打ち出の小槌や宝尽くしなどの縁起柄が人気を集めています。
・龍柄
九つの動物に似ているとされる伝説上の龍をイメージした柄で、「飛躍」「成功」「出世」などの願いが込められています。
・鷹柄
鋭い爪が特徴的な鷹をテーマにした柄で、「幸福や運をつかんで離さない爪」 「先を見通す眼力」があるとされ、「大成」「出世」を意味しています。
・兜柄
頭部を守る兜を表す柄で、端午の節句で飾られる「男の子の象徴」であり、「災難や邪気から男の子を守ってくれますように」との意味があります。
・軍配柄
戦場において武将が兵士を率いるために使用していたうちわ型の武具で、「行動力や決断力、知力に優れた子に育って欲しい」との意味があります。
・宝尽くし柄
大黒天が手にしている「打出の小槌」や菩薩像が手に持つ「宝珠」、雨や寒さから身を守ってくれる「隠れ笠」などのおめでたい柄をまとめて描いた吉祥文様です。
生地で選ぶ
3歳児の七五三の着物には、高級感ある正絹(しょうけん)や肌触りのよい木綿などの生地がありますが、一番人気の高い素材は「ポリエステル」です。
ポリエステルは、石油を原料とする合成繊維の素材です。
軽くて丈夫な特徴がある上に、シワになりにくく、自宅でも気軽に洗濯できることから、初心者でも扱いやすい素材として知られています。
サイズで選ぶ
三歳児の場合は、女の子も男の子もともに身長約100cmが基準になっています。
着物を購入した場合は、あらかじめ「肩上げ」や「腰上げ」を行うことがほとんどですので、縫い上げ後の丈が子どものサイズと合うように調整するとよいでしょう。
着物をレンタルした場合は、着物の「肩上げ」はされていることが多いですが、「腰上げ」まではされていないこともあります
もし、腰上げがされていない場合は、「おはしょり」を作って、着物の裾が足首辺りにくるように丈を調整するのがおすすめです。
3歳児の一般的なサイズ一覧
・女児の着物サイズ
| 身長 | 身丈 | 裄丈 |
| 90cm~100cm | 76cm | 42cm |
・男児の着物のサイズ
| 身長 | 身丈 | 裄丈 | 袴丈 |
| 約100cm~110cm | 71.5cm | 45cm | 57.5cm |
着物の部位説明
・身丈(みたけ)
背中の縫い目である背中心から裾までの長さ
・裄丈(ゆきたけ)
背中側の首の付け根から手首にあるくるぶしまでの長さ
・袴丈(はかまたけ)
鎖骨の一番高い部分から足首にあるくるぶしまでの長さ
3歳の七五三にかかる費用はどう分担するの?
3歳の七五三を行う場合には、衣装代や写真撮影代、神社の初穂料などでまとまった金額が必要になります。
ここでは、主な費用の目安と七五三の費用を誰が支払うのかについて、詳しく説明していきます。
七五三の主な費用とは?

七五三の主な費用としては、「子供の衣装代」「ヘアメイクと着付け」「神社の初穂料」「記念撮影代」「食事代」「内祝い」の5つが挙げられます。
・子供の衣装代
着物をレンタルする場合と購入する場合では大きく価格が異なります。
着物をレンタルする場合は、5,000円から10,000円程度。
着物を購入する場合は10,000円から30,000円 が目安で、有名ブランドや高級生地の着物の場合には50,000円を超えることもあります。
子供の着物については、かつては母親方の実家が用意する場合もありました。
ただ、現代はあまり決まりがなく、男児の場合は父親の実家で女児の場合は母親の実家が用意したり、子供の両親が準備したりと、家庭によってさまざまです。
・ヘアメイクと着付け
子供の着付けとヘアメイクを美容室にお願いする場合は、5,000円から15,000円程度が必要になります。
安く済ませたい場合は、自分で行うか、フォトスタジオなどの着付けとヘアメイク付きのプランを選ぶと安心です。
・神社の初穂料
神社で七五三の祈祷を行う場合、子供1人につき5,000円から10,000円が目安になります。
神社で金額が決まっていることも多いですので、あらかじめ価格を確認しておくのがおすすめです。
・記念撮影代
カット数やロケーション、ヘアメイクや着付けの有無など写真館のプランなどによっても価格は異なりますが、通常の場合、七五三の写真撮影代は1万円から5万円ほどです。
・食事代
七五三後の食事には、自宅でケータリングやデリバリーを頼む場合や 、料亭などで食事する場合をはじめ、色々なスタイルがある上に、参加人数によっても食事代は大きく変わってきます。
七五三の着物をレンタルするのか、購入するのか、写真をどこで撮るのか、何カット撮るのかなどによっても費用は異なりますが、全体として100,000円ほどかかる場合が一般的です。
七五三にかかる費用は誰が支払う?
上記でご紹介したように、3歳の七五三では50,000円から100,000円程度の費用が必要になる場合が多いです。
七五三の費用については、子供の両親が支払う場合、母親の祖父母が支払う場合、父親の祖父母が支払う場合、両家に一部支払ってもらい残りは子どもの両親が払う場合など、家庭によってもまちまちです。
いずれにしても、皆が納得して支払いをすることが大切ですので、両家に相談した上で、費用の負担を決めるとよいでしょう。
七五三に必要なものチェックリスト
確認の際に役立つ必要なものを和装と和装小物、当日にあると便利なアイテムに分けてピックアップして、リストにまとめましたので、ぜひ活用してください。
七五三に必要な和装と和装小物チェックリスト
□着物
□被布または羽織袴
□帯
□肌襦袢
□長襦袢
□足袋
□草履
□巾着・バッグ
□髪飾り
七五三にあると便利なアイテムチェックリスト
□雨具
□着替え
□エプロン
□靴と靴下
□ヘアピン
□ストロー
□おもちゃ
□ビニール袋
□洗濯バサミ
□ばんそこう
七五三の衣装を探すなら「京都きもの市場 着物宅配レンタル」で!
「京都きもの市場」が手掛ける「京都きもの市場 着物宅配レンタル」は、は、七五三のママにぴったりな訪問着や単品の袋帯をはじめとする浴衣や振袖などのレンタル和装がそろう着物宅配レンタルサイト。
公式サイトのトップページにある検索バーに七五三のキーワードを入力して探すと、訪問着や袋帯など七五三のママにおすすめのレンタル和装の一覧をご確認いただけます。
また、topページで着物の色や種類などのカテゴリーを選択して、お好みの和装を選ぶことや、検索後に掲載された商品をおすすめ順や価格が安い順に並び替えることも可能です。
着物の画像をクリックすることで、サイズや文様などの詳細を簡単に確認できます。
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3歳の七五三には親子そろって着物を着用しよう!
昔から子供の成長を願う伝統行事として、脈々と続く3歳の七五三。
お宮参りや卒業式、成人式などと並ぶ人生の節目の一つで、11月15日を中心として行われることから、秋の風物詩としても知られています。
本記事では、3歳の七五三にぴったりな和装や選び方、準備に必要なものなどについても詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
