結婚式にゲストとして出席して着物を着るなら訪問着?アクセサリーは付けても大丈夫?

友人や同僚の結婚式に招待され、せっかくならば着物で出席してみようと思ったことはありませんか。未婚でも、振袖を着るのは抵抗がある方もいて、振袖の代わりになる着物にはどんな種類があるのか詳しく知りたいという方もいるかもしれません。
今回は、未婚既婚問わずに着ることができ、結婚式などの華やかな席にもぴったりな訪問着について詳しくみていきます。特に、結婚式で装う際の注意点やマナーについて解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次
  1. 訪問着とはどんな着物?
  2. 訪問着は大正時代初頭に登場した着物
  3. 結婚式やパーティーにも着られる格式高い着物
  4. 留袖と訪問着の違いは格だけ?
  5. 結婚式用の訪問着の選び方
  6. 出席する立場で選び方は変わる
  7. 結婚式会場によって選び方は変わる
  8. 装う年代で選び方は変わる>
  9. 結婚式に似合う訪問着の色柄・避けるべき色柄とは?
  10. 色合いは派手過ぎない上品なものを選ぶ
  11. 花嫁や花嫁の母親がまとう色や柄はできるだけ避ける
  12. 季節に合わせた柄を取り入れる
  13. お祝いの気持ちを表すに相応しい吉祥文様を取り入れる
  14. 結婚式に着る訪問着に合わせる小物とは?
  15. 訪問着を着るのに必要な物一覧
  16. 半衿や足袋は白色で格調高く
  17. 帯締め・帯揚げにも金糸や銀糸が入ったものを選ぶ
  18. バッグや草履もフォーマルな場に相応しいものを選ぶ
  19. 帯は織の袋帯でフォーマル感を出す
  20. 訪問着にアクセサリーを着けるのは大丈夫?それともNG?
  21. イヤリングやピアス
  22. 腕時計やブレスレット
  23. 指輪
  24. ネックレス
  25. 帯留め
  26. 髪飾り
  27. こんな時には訪問着のレンタルがおすすめです!
  28. 訪問着ならば何でも結婚式に着て良いというわけではない
  29. 着物のレンタルの中でも訪問着は比較的多く在庫の取り扱いがある
  30. 訪問着をレンタルすれば訪問着を着付けるのに必要な道具も全て借りられる
  31. 訪問着のレンタルは着物の宅配レンタルでも借りることができる
  32. まとめ

訪問着とはどんな着物?

結婚式で装う訪問着のマナーについて見ていく前に、そもそも訪問着とはどんな着物なのかということをここで確認しておきましょう

訪問着は大正時代初頭に登場した着物

訪問着は、実は着物の歴史の中でも比較的新しく登場した着物なのです。大正時代初頭に大手百貨店の三越(当時は三越呉服店)が、「よそのお宅に訪問するに足る格の着物」、すなわち「訪問するための着物」として「訪問着」という着物を考案、販売したのが始まりだったのです。 当時の着物は、フォーマル用の留袖かカジュアル用の小紋しかなかったため、留袖と小紋の間に位置する着物、お出掛け着としての着物、セミフォーマルな着物の需要が高まったこともあり、「訪問着」という着物が考えられたと言われています。
洋装の訪問服に当たる着物として、当時は小紋や大島紬、お召なども訪問するための着物として扱われていたそうです。現在のような絵羽模様の訪問着が定着したのは昭和に入ってからです。

結婚式やパーティーにも着られる格式高い着物

訪問着は黒留袖や色留袖の次に格が高い着物です。留袖や振袖を略式化した着物という位置付けで考えられ、華やかに装ってお祝いの気持ちを伝える結婚式などの場に着るのに相応しい着物とされています。
準礼装という格が考えられますが、装い方次第でよりフォーマルに着ることも、よりカジュアル寄りに着こなすこともできます。着物の中でももっとも着る機会が多い着物として人気があります。

留袖と訪問着の違いは格だけ?

五つ紋の入った黒留袖はもっとも格が高い着物として知られており、色留袖も五つ紋が入っているものは黒留袖と同格扱いされます。次いで三つ紋の色留袖、一つ紋の色留袖、そして訪問着という順で格が下がります。
さて、訪問着と黒留袖の違いは格だけなのかというとそうではありません。実は模様の構図に大きな違いがあるのです。黒留袖や色留袖は裾に豪華な模様が施されており、上半身部分は紋(抱き紋や袖紋)がきちんと目立つようにするためにあえて文様が入れられていないのです。これに対し、抱き紋が入らない訪問着は上半身部分にも文様が入るので、ものによっては色留袖よりも華やかに見えることがあります。

また、黒留袖はミセスの第一礼装と言われることからも分かるように、既婚女性のみが着られる着物となっていますが、訪問着は既婚・未婚問わず着ることができ、幅広い年齢層に対応しているのです。

結婚式用の訪問着の選び方

訪問着とはどんな種類の着物なのかということを確認した上で、ここでは結婚式に装うに相応しい訪問着の選び方についてご紹介していきます。

出席する立場で選び方は変わる

結婚式に親族として列席する場合に訪問着を着ても問題ないとされるのは、新郎新婦の従姉妹や遠い親戚です。新郎新婦の母親、仲人夫人は黒留袖で格調高く装い、新郎新婦の姉妹や叔父叔母は振袖や色留袖で装うのが望ましいため、もし訪問着で装うのであれば三つ紋か少なくとも一つ紋入りの、より格が高い訪問着で装うことが求められます。

友人や同僚として結婚式に参列するのであれば、振袖もしくは訪問着で装うのがおすすめです。この際、あえて訪問着に紋を入れる必要はありません。

結婚式会場によって選び方は変わる

結婚式の会場が屋内か室外か、季節が夏か冬かによっても、選ぶ訪問着は変わってきます。そもそも夏のガーデンウェディング(野外結婚式)に袷の訪問着を着たならば暑くて熱中症になってしまうかもしれません。その場合は、袷ではなく絽や紗など薄物の訪問着を選ぶようにすると良いでしょう。ただし、薄物は着物に透け感が出て色味が抜けやすいので、白色の着物を着ていなくても白色に見えてしまうことがあります。花嫁衣裳と色が被るのはご法度とされているので注意したいところです。

また、夏場であってもホテルなど室内で結婚式を執り行う場合は、エアコンも効いているので、絽や紗の着物を選ぶ必要はなく、袷の訪問着で出席しても何の問題もありません。

装う年代で選び方は変わる>

訪問着の選び方で顕著な差が出るとしたら、年代別での選び方になるのではないでしょうか。

同じ訪問着であってもその年代に相応しい色や柄行というものがあります。まだ20代で若々しい時期に灰藤色のようなくすんだ地味な色味の訪問着を着ていれば、見た目年齢もかなり上に見えてしまいます。その年代ごとに美しく上品に装える色味があるので参考にしてみて下さい。

・20代向きの訪問着は明るい色目のパステル系がおすすめ

ピンク色、薄ピンク色、薄オレンジ色、薄水色、水色、クリーム色、黄緑色、薄緑色、紫がかった水色など

・30代から40代向きの訪問着は華やかで落ち着きのある色味がおすすめ

渋みのある淡いピンク色、灰ピンク色、ピンクベージュ色、薄オレンジ色、クリーム色、緑色、水色、薄ねずみ色、薄藤色など

・50代から60代向きの訪問着は落ち着きのある上品な色味がおすすめ

ベージュ色、灰色、薄ねずみ色、薄藤色、藤色、灰空色、灰薄紫色、深緑色、抹茶色、黄土色、クリーム色、渋いピンク色、紺色など

・70代向きの訪問着は上品で渋い色目のものがおすすめ

茶色、抹茶色、濃い緑色、濃い青色、紺色、濃紫色、灰紫色、灰藤色、灰色、濃灰色、チャコールグレー色、オリーブ色、薄海老茶色、薄臙脂色など

結婚式に似合う訪問着の色柄・避けるべき色柄とは?

では実際に結婚式に訪問着を着て行くとなった場合、どんな色柄を選べばよいのか気になりますよね。逆に装ってはダメな色柄があるのかどうかについても解説していきます。

色合いは派手過ぎない上品なものを選ぶ

結婚式の主役は新郎新婦なので、ゲストは主役を引き立てる上品な色味の着こなしができると良いでしょう。そのため、赤や青、黄色など原色やビビッドカラーの訪問着を選ぶのは避けた方が無難です。代わりに、明るく上品なパステルカラー系の訪問着を選ぶと、場の雰囲気をほどよく盛り立てられるのでおすすめです。

花嫁や花嫁の母親がまとう色や柄はできるだけ避ける

結婚式では花嫁の衣裳とゲストのドレスの色が被るのはタブーとされています。それは和装でも同じことが言えます。色打掛を赤色にするならば同じ赤色の着物はできるだけ避けた方が良く、また地色が白色に近い着物も花嫁衣裳と被るので避けた方が無難です。

同様に、黒色の訪問着は花嫁の親族の黒留袖と色が被ってしまうので避けましょう。

 花嫁衣裳の文様は、鶴や亀、御所車など格の高いおめでたい柄がふんだんに盛り込まれていることが多いので、まず訪問着の柄と被ることはありません。それでも心配がある方は事前に花嫁さんに衣裳相談をしてみることで、安心して訪問着を選ぶことができるようになりますよ。

季節に合わせた柄を取り入れる

着物は季節感を大事にする装いなので、季節に合わせた柄を取り入れることでより華やかさが増します。春の頃の結婚式には桜や竹、夏の頃には流水や柳、秋の頃には萩や紅葉、冬の頃には雪輪や松、梅など、縁起が良く、かつ季節が良く分かる柄は本当におすすめです。

ただし、注意したいのが花の文様によっては不吉さを想起させるものがあるということです。例えば、椿の花は枯れてくると花ごと落ちてしまうことから打ち首を思わせる不吉な植物と言われることがあります。椿の柄だけが入っている訪問着は結婚式には不向きかもしれません。

しかし、着物において柄が何か一種類だけしか入っていないということはまず滅多にありません。どんなにネガティブなイメージを持つ文様でも、それ単品だけで用いられていない限りネガティブさは半減するとされているので、気にせず装うことはできます。

文様は組み合わせて用いられていれば、ネガティブなイメージを持たせるものにはならないと言いますが、念のため描かれている文様の意味は把握し、ネガティブなものが多い場合は別の訪問着に替えるなど、柔軟に対応するのが良いかもしれません。

お祝いの気持ちを表すに相応しい吉祥文様を取り入れる

結婚式に装う訪問着の文様で絶対に失敗したくないということであれば、お祝いの席に相応しい吉祥文様を選ぶのがおすすめです。古典柄や吉祥文様は季節に関係なく、通年で着られる文様になるので、一つ持っていると大変重宝します。文様も厳密にいうと格の差があるのですが、吉祥文様で一括りにされているものは、いずれも結婚式などの席に装うに相応しいものになるので、安心して着ることができます。

結婚式に着る訪問着に合わせる小物とは?

結婚式で訪問着を着る際には、小物についてもしっかり気を配る必要があります。ここではフォーマルな装いに相応しい和装小物についてまとめています。

訪問着を着るのに必要な物一覧

訪問着を着る際に必要となるものは以下の通りです。

・和装下着(和装ブラジャー、肌着、裾除けなど)

・長襦袢

・半衿

・伊達衿(必要に応じて)

・伊達締め2本

・紐4-5本

・足袋

・着物(訪問着)

・袋帯

・帯板

・帯揚げ

・帯締め

・帯枕(ガーゼ紐付き)

・草履

・バッグ

半衿や足袋は白色で格調高く

もっとも格の高い黒留袖を装う際には、和装小物は全て白色で統一する必要がありました。
しかし、訪問着は黒留袖よりも格が下になるので、全ての小物を白色で統一する必要はありませんが、人の目に触れる和装小物は白色にする必要があります。特に半衿と足袋は白色がもっとも格が高い色味とされているので、必ず白色のものを用意します。半衿は塩瀬の白が基本で、もし刺繍半衿を選ぶ場合も色が目立たない刺繍(白、銀色の刺繍)が良いでしょう。ただし、伊達衿も合わせる場合は、刺繍半衿は避けた方が無難です。衿元がうるさくなってしまうとせっかくの訪問着姿が美しく見られなくなってしまいます。より上品で華やかに装うのであれば、首元は白色ですっきり見せるのがスマートでおすすめです。

色付きのいわゆるカラー半衿やカラー足袋と呼ばれるものはカジュアルな装いに用いるものなので、フォーマルな場では装うことができないというのは覚えておくと良いでしょう。

帯締め・帯揚げにも金糸や銀糸が入ったものを選ぶ

訪問着は留袖に比べると華やかな雰囲気を持つ着物ということができます。それに合わせて帯揚げや帯締めも華やかなものを選ぶとバランスが取れて良いですよ

結婚式などのフォーマルな場に装う場合は、金糸や銀糸の入った豪華なものが良く、訪問着との色バランスを考えて組み合わせるようにします。帯締めは控えめな色にしてしまうと目立たなくなってしまうので、少々濃い色合いのものをあえて選んで、訪問着コーデを引き締めてみるのもおすすめです。

バッグや草履もフォーマルな場に相応しいものを選ぶ

バッグは総ビーズのもの、クラッチバッグ、エナメル素材のもの、帯地などの布製のものなどがよく用いられます。大きめのバッグはややカジュアルな雰囲気になってしまうので小型のものが結婚式にはおすすめです。

草履はエナメル製のものを用いるのが一般的ですが、台の横などに金や銀で装飾があるものは華やかな結婚式などの席にぴったりです。

帯は織の袋帯でフォーマル感を出す

訪問着の帯は、留袖同様袋帯を用いるのが一般的です。特に、結婚式などのフォーマルな場に装う袋帯は錦織や西陣織など、格調高い帯になります。訪問着との色合わせ、柄合わせも見ながら、上品でかつ華がある素敵な袋帯を選ぶようにすると良いでしょう。

合わせる帯結びは二重太鼓がおすすめです。二重太鼓結びは、帯の柄行に関係なく結ぶことができる帯結びで、訪問着や留袖を引き立ててくれるものになります。二重太鼓結びであれば、背もたれに寄りかかって帯崩れする心配もなく、また人とぶつかって帯崩れする心配もないので、もっとも安心して結べるフォーマルな帯結びと言えるかもしれません。

訪問着にアクセサリーを着けるのは大丈夫?それともNG?

「着物にアクセサリーは基本着けない」という言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。着物を着る際、特にフォーマルな着物を着る際にはアクセサリーを着けないのが基本となっていますが、なぜアクセサリーを着けることができないのでしょうか。ここでは、着物を着る際にアクセサリーがダメとされる理由にも触れ、実際にアクセサリーを着けることはNGなのか解説していきます。

イヤリングやピアス

留袖や訪問着など、格の高い着物を装う際にはイヤリングもピアスも着けないのが基本となっています。ただし、ピアスホールが目立つ場合は小粒のパールピアスを装着する方が良いとも言われています。この時、揺れるタイプのものは「不安定さ」を意味するので避け、耳にぺったりくっつくタイプのものを選ぶようにしましょう。

イヤリングの方は、ピアスホールが開いているわけではないので、あえてイヤリングをする必要はありません。逆に動いている間に取れて、片方だけ無くなってしまっている状態になる方が望ましくないので、最初から着けずに、格調高い和装に相応しい装いに合わせたルールで装うのがおすすめです。

腕時計やブレスレット

腕時計はものによってはカジュアル感が出てしまうので着けない方が良いと言えます。また、腕時計もブレスレットも金具部分が袖に引っ掛かりやすく、着物生地を傷めやすくしてしまう危険性が指摘されていることから、着物、特にフォーマルな着物を着る際にはブレスレットや腕時計は外すのが良いとされています。

とは言え、時間を知りたいこともあるでしょう。そんな時は懐中時計がおすすめです。懐中時計を持っていないという方は、小さめの腕時計などを帯の中に忍ばせておくと良いでしょう。ただし、頻繁に時計を出し入れしていると帯や帯揚げなどが崩れてくる原因になる可能性があるので、時計は必要最低限で用いる程度に考えておくのが良いでしょう。

指輪

指輪はステイタスのために身に着けている方もいらっしゃるでしょう。シンプルなストレート状の結婚指輪などは身に着けていても全く問題ありません。しかし、石が大きな指輪や台座が出っ張っているアンティークな指輪を身に着ける場合は、袖や帯、帯締めなどに引っ掛けないように十分注意する必要があります。また、あまりに派手な宝石の指輪は悪目立ちしてしまうこともあるので、呼ばれた立場に相応しいもので、かつ結婚式の場に相応しいものを選ぶようにするのが良いでしょう。

ネックレス

着物は衿元部分をしっかり合わせてしまうのでネックレスを飾るスペースがありません。そのため、宝飾品としてのネックレスは着けないのが基本です。しかし、お守り用のペンダントはいつも身に着けていたいという方もいるかもしれません。お守り用のものは他人に見せるものではないから着物の下に隠れても大丈夫と思われがちなのですが、着物の場合、実は後ろ首に鎖が丸見えになってしまうのです。着物の後姿というのは、髪の毛もアップにし、衣紋も抜くため、後ろ首元、うなじ部分がとても強調されます。そこにペンダントのチェーンなどが見えてしまうと、違和感が出てしまうので、お守り用でも首にペンダントをするのは避けて下さい。そして、ペンダントはバッグにしまうなどして、手元に置いておくのはいかがでしょうか。

帯留め

着物に合わせるアクセサリーというと帯留めを想起される方もいるでしょう。結論からすると、帯留めはカジュアルな着物に合わせるのが基本です。これは帯留め用に用いる三分紐の帯締めに理由があるのです。

帯留めの紐通し部分は、通常の帯締めの幅ではなかなか通すことが難しく、帯留め用に三分紐と呼ばれる細紐を用いるのが一般的となっています。三分紐は通常の帯締めのように用いることができるのですが、細い分締める力に乏しいと言われています。名古屋帯や博多帯などを結び固定する分には問題ないのですが、織りでボリュームのある袋帯などを締めるには心もとない耐久性なのです。こういった理由から、フォーマルな袋帯には帯留めをしないというのが一般化しています。

しかし、中には通常の帯締めが使えるオーダー品の帯留めを作られる方もいます。ちなみに、結婚式に装う訪問着や留袖に相応しい帯留めは、ルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンド、真珠などの豪華な宝石や天然石をあしらったものになります。それ以外の帯留めは逆にカジュアル感を演出してしまう可能性があるので控えた方が良いでしょう。

髪飾り

かつての着物の唯一のアクセサリーは髪飾り(かんざし)だけでした。訪問着を装い結婚式に参列するのであれば、髪飾りこそお洒落してみても良いかもしれません。べっ甲や蒔絵などの和装に似合うかんざしや、パールがあしらわれた上品なコームなどで頭にも華やかさを出すと、素敵なトータルコーディネートに仕上がります。
ただし、花飾りを頭に飾るのは避けましょう。花飾りは主役の花嫁のみが許される装いです。ちなみに、花飾りとは生花やアーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワーのものを指していうので、つまみ細工や水引などで作られた花の飾りを使う分には問題ありません。

こんな時には訪問着のレンタルがおすすめです!

結婚式に訪問着を着て行きたいと思っていても、忙しくて準備ができないという方や、母親のものだからサイズ直しが必要ですぐに着られないという方、いらっしゃることでしょう。それでもどうしても訪問着を着たいというならば、着物をレンタルしてみてはいかがでしょうか。

訪問着ならば何でも結婚式に着て良いというわけではない

ここまで結婚式に相応しい訪問着について解説してきましたが、訪問着の中にも結婚式に相応しいもの、相応しくないものがあります。どんなに素敵で結婚式などの格式高い場にも着られる訪問着であったとしても、柄の季節感、素材の季節感が合っていなくては着ることはできません。結婚式などのフォーマルな場には、着物に関する知識を豊富にお持ちの方もいらっしゃる可能性が高く特に季節感の不一致はマナー的にも失礼になってしまうので気を付けたいところです。せっかくある訪問着だとしても、ぐっと我慢し、別の機会に晴れやかに装うようにするのがおすすめです。

着物のレンタルの中でも訪問着は比較的多く在庫の取り扱いがある

訪問着は着物の中でももっともよく着られる種類の着物だと言われることがありますが、実際着物のレンタル店の商品を見てみても、訪問着は圧倒的に多いです。結婚式やパーティーはもちろん、お宮参りや七五三など子供の行事、卒業式や入学式などの式典など、様々な場面で着ることができ、またそのタイミングで着物を着られる方が多いというのもよく分かりますね。

結婚式に訪問着を着たいけれど手持ちの訪問着はちょっと地味ということであれば、思い切って着物のレンタル店をのぞいてみてはいかがでしょうか。色柄も多様で、幅広い年齢層に対応しているので、自分に相応しい着物もきっと見つかることでしょう。

訪問着をレンタルすれば訪問着を着付けるのに必要な道具も全て借りられる

訪問着は家にあったもので何とかなるけれど、パーティーの場に相応しい帯がない、綺麗な半衿がないなど、普段着物を着られない方は訪問着を格調高く装う際に必要な小物がきちんと揃っていないということもあるかもしれません。その点、着物レンタルで訪問着を借りると訪問着を装うのに必要な和装小物、帯などは全部セットで借りることができるので、自分で何かを準備する必要もなく、大変楽なのです。

結婚式まで間がない、準備できるか分からないという方には、着物のレンタルをおすすめします。

訪問着のレンタルは着物の宅配レンタルでも借りることができる

着物のレンタルは実際に店舗に行って品定めをするパターンもありますが、インターネット上で完結する宅配レンタルサービスというのもあるのです。

宅配レンタルで借りる際には、しっかり自分の寸法を測り、それに合ったサイズの着物を頼む必要がありますが、それ以外の点は自宅にいながら簡単にレンタル作業をすすめることができるので、仕事で忙しい方にもおすすめです。

ただし、宅配着物レンタルは意外と利用される方が多いので、ハイシーズン中は人気の訪問着などは品薄状態になることも少なくありません。できるだけ早めに申し込みをして、在庫を確保してもらいましょう。

まとめ

結婚式に装う訪問着について詳しく見てきましたがいかがでしたでしょうか。

結婚式に装う訪問着の色味は年代で多少変化させ、徐々に落ち着きのある渋みの効いたものにしていくのが良いでしょう。柄は、吉祥文様や古典柄など、お祝いの席に相応しい柄行のものが望ましく、季節感に欠ける突拍子もない柄でさえなければ、大きな問題は無いと言えます。
また、訪問着にアクセサリーが合わせられるのか否かという話にも触れました。訪問着はそれだけで十分華があるので、あえてアクセサリーで飾り立てる必要はないです。アクセサリーは引っかかって着物生地を傷めることもあるので、できるだけしない方向で和装ならではの豪華さ、華やかさを楽しんでみるというのはいかがでしょうか。

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