卒業式の着物や袴などでよく見かける矢絣は、古くから縁起の良い柄として日本で使用されてきた注目の和柄です。
今回の記事では、矢絣の意味や魅力、サイズの選び方、シーン別のコーディネートなどについて、分かりやすく解説します。
- 矢絣とはどんな柄?
- 矢絣の歴史
- 矢絣の着物は男性も着用できる?
- 矢絣の5つの魅力
- 縁起のよい柄
- バリエーションが豊富
- 流行りに左右されない定番柄
- 季節に関係なく1年中着られる
- 多くの人に愛されるレトロ可愛い柄
- 矢絣の和装によく用いられるカラーとデザイン
- 矢絣の和装によく用いられるカラー
- 矢絣の和装によく用いられるデザイン
- シーン別のおすすめ矢絣コーディネート
- 七五三
- 卒業式
- 成人式・結婚式
- 夏祭り・花火大会
- シーン別のおすすめ矢絣コーディネート早見表
- 女学生のシンボルとして親しまれる矢絣
- 大正ロマンあふれる定番の矢絣袴スタイルとは?
- 矢絣袴コーディネートにする際の注意点とは?
- 早い時期に選ぶ
- 着物との相性を考える
- 草履かブーツかを決める
- 草履かブーツかで適性の長さが変わる
- 矢絣柄を取り入れた着物の仕立て方とは?
- 袷(あわせ)
- 単衣(ひとえ)
- 浴衣(ゆかた)
- 矢絣柄の和装のサイズの選び方とは?
- レディース
- メンズ
- 着物の部位の説明
- 矢絣の和装はレンタルする?購入する?
- 矢絣の和装をレンタルする際のメリット
- 矢絣の和装をレンタルする際のデメリット
- 矢絣の和装を購入する際のメリットとデメリット
- 既製品の矢絣の和装を購入する方法
- セミオーダーで矢絣の和装を購入する方法
- フルオーダーで矢絣の和装を購入する方法
- 矢絣の和装の購入場所とは?
- 実店舗
- ネットショップ
- 矢絣の和装探しに便利な京都きもの市場
- 特別なイベントに素敵な矢絣の和装で参加しよう!
矢絣とはどんな柄?
矢絣(やがすり)とは、初詣でお馴染みの「破魔矢(はまや)」に象徴されるように、弓矢の上部に取り付けられている鳥の羽「矢羽根(やばね)模様」がデザインされた絣織物のこと。
弓矢を規則正しく並べて描いているのが特徴で、「矢羽」「矢羽根」「矢筈絣(やはずがすり)」とも呼ばれています。
大正時代を舞台にした「はいからさんが通る」や、一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」などのマンガにも登場するなど、日本のみならず海外でも人気の柄です。
着物全体に一つの柄が繰り返し描かれる「小紋」や、先染めの織りの着物の中でも比較的格の高い「お召し」に使われることが多いです。
矢絣の歴史
矢絣へとつながる「矢羽根模様」が着物に描かれるようになったのは、現代から400年ほどさかのぼる桃山時代のことです。
当時の弓矢は、戦いに欠かせない大切な武器であり、胴服など武士の衣装や家紋のモチーフになっていたと考えられています。
江戸時代後期には、矢羽根をはじめとする縞の絣の着物を武士の奥女中も着用するようになりました。
また、「矢は一度放つと戻ってこない」ことが「出戻らない」に通じるとし転じて、婚姻時に嫁入り道具のひとつとして、矢絣の着物を持たせる風習が誕生。
昔から、矢羽根模様は「絣(かすり)織り」という織模様として表現されることが多かったため、次第に「矢絣」という名前で呼ばれるようになったと伝わっています。
矢絣の着物は男性も着用できる?
矢絣は、明治時代以降に、矢絣の着物に袴を着るスタイルが、女学生の象徴とされていたり、働く女性用の制服として採用されたりと、女性のイメージが強い古典柄です。
ただ、矢絣のモチーフになっている弓矢は元々、武士の大切な武器であり、男性との関わりも深い道具でもあります。
魔除けや縁起物であることから、女性だけでなく、男性も矢絣の着物を着用する機会が多く、好んで着用されていました。
現在では、着物や袴、羽織など、矢絣をアレンジした男性向けの和装が、豊富に誕生しています。
矢絣の5つの魅力
古来より着物の柄として矢絣が愛される理由とは、多くの人をひきつけてやまない矢絣の魅力を紐解いていきます。
縁起のよい柄
正月に寺社でいただける破魔矢は、「災いを払って、幸運を射止める」という意味を持つ縁起物であり、破魔矢と関わりの深い矢絣も「魔除け」の効果もある縁起のよい柄として親しまれています。
バリエーションが豊富
矢羽根の方向がすべて同じ方向の柄や矢羽根の方向が2列ごとに異なる柄、カラフルな矢羽根柄など色々な種類があります。

さらに、色が多く、バリエーションも豊かですので、柄の組み合わせ次第でアレンジの幅が広がるのも嬉しい点です。
流行りに左右されない定番柄
矢絣は、古くから縁起の良い模様として日本で愛されてきた伝統柄であり、流行に左右される心配はありません。
購入した場合には、着物のお手入れをこまめに行いながら大切に着ることで、将来家族が増えたときに、エピソードともに、着物を子や孫に受け継ぐ楽しみもあります。
季節に関係なく1年中着られる
例えば、四季折々の花がメインで描かれていたり、花火や金魚などの時期限定のものがデザインされていたりする場合には、着物の着用時期が限られることもあります。
それに比べて、矢絣は季節に関係のない柄ですので、着用の時期を気にすることなく、1年中着用できる柄です。
多くの人に愛されるレトロ可愛い柄
矢羽根を組み合わせた矢絣は、古風でシンプルなデザインのなかにも、大正ロマンあふれるレトロな可愛さが際立っています。
長年にわたり、縁起の良い定番柄として人気の柄で、年齢や性別を問わず、幅広い人に愛される柄です。
矢絣の和装によく用いられるカラーとデザイン
色には様々なイメージがあり、組み合わせ方によっても、印象が変わってくるもの。ここからは、着物や袴など矢絣の和装に良く使用されているカラーと模様、それぞれが持つイメージについて、説明します。
矢絣の和装によく用いられるカラー
・白色
「白無垢」に象徴されるように「穢れのない色」で、神聖な色です。純粋や浄化、清楚という意味を持っています。
・ピンク
女性らしさや柔らかさ、優しさなどのイメージを持つカラーで、桜や桃、梅をはじめとする春の花にも通ずる色。幸福や愛情の象徴ともいわれています。
・赤色
血や太陽の色であり、古くから情熱やエネルギーを感じる色です。パワフルさや力強さの象徴でもあります。
・紺色
古くから日本で愛されている「藍」にも似た濃い青色。上品や誠実、知性などのイメージがあり、大人っぽい雰囲気になります。
・緑色
植物や自然につながる色で、癒しや平和、調和の色とされています。草木がすくすく伸びることから、健康や成長の意味を持つカラーです。
・紫色
古くから気品や高貴なイメージとして親しまれる色。優雅さや神秘さの象徴でもあり、大人な雰囲気を持つカラーでもあります。
矢絣の和装によく用いられるデザイン
・細かな矢絣のデザイン
赤と白、紫と白など2色ほどの細かな矢絣を規則的に並べたデザインは、大正ロマン風のレトロ可愛い雰囲気になります。
・大きな矢絣のデザイン
大きな矢絣を描いたデザインは、矢絣の柄が目立つことで、より個性的でモダンなイメージに仕上がります。
・カラフルな矢絣のデザイン
一つひとつの矢絣をピンクや黄色、水色、緑などに染めてカラフルな色合いにすることで、明るくモダンな印象になります。
・矢絣×花柄のデザイン
シンプルなイメージになりがちな矢絣と桜や椿などの花模様を組み合わせることで、可愛らしさや華やかさが高まります。
・矢絣×唐草模様のデザイン
縁起物の矢絣に加えて、つる性の植物をモチーフにした同じく縁起物の唐草文様も一緒に描くことで、縁起の良さや和らしさが増します。
シーン別のおすすめ矢絣コーディネート
古くから縁起物として知られる矢絣だけに、七五三から結婚式まで、人生の節目を祝う伝統的な行事の和装としてもぴったりです。
シーンごとに分けて、おすすめの矢絣コーディネートをご紹介します。
七五三
平安時代から室町時代にかけての宮中行事である3歳「髪置きの儀(かみおきのぎ)」、5歳「袴着の儀(はかまぎのぎ)」、7歳「帯解の儀(おびときのぎ)」にちなむ儀式。
現在では、生まれた年を1歳とみなして正月を迎えるごとに1歳ずつ年をとる「数え年」で、3歳、5歳、7歳になった際に、子供の成長を祝うイベントとして親しまれています。
女児
・3歳の女児 矢絣柄の三つ身×兵児帯×被布コート
家庭や地域によっても異なりますが、3歳と7歳にお祝いするのが、一般的です。
「三つ身(みつみ)」と呼ばれる2歳から4歳の子供向けの矢絣柄の着物に、やわらかい兵児帯(へこおび)を結び、可愛いデザインの着物の上からすっぽり被るベストのような上着「被布(ひふ)コート」を羽織るのが主流。
・7歳の女児 矢絣柄の四つ身×帯
4歳から12歳くらいの子供に適した矢絣柄の着物「四つ身(よつみ)」に、格式の高い袋帯や作り帯を結ぶのがおすすめです。
近年では、矢絣柄の着物に袴をはくコーディネートも人気。
必要な小物
・志古貴(しごき)
帯の下に結んで後ろに垂らす飾り帯であり、 七五三と花嫁衣裳など特別な衣装だけに用いられる布でもあります。
・筥迫(はこせこ)
7歳の女児が身につける七五三の道具の一つで、着物の胸元にはさみ込む装飾品です。
「懐中用小物入れ」とも呼ばれていて、かつては懐紙や紅、お守りなどの化粧小物を入れるバックとして使用されていたとされています。
・お守り
七五三に必要なアイテムの一つで、胸元にはさんだり、帯締めにぶら下げたりして使用します。
・祝い扇子(末広)
めでたい柄が描かれたアイテムで、末広がりに通じるとして縁起の良い扇子。帯枕や帯締めにはさんで使います。手に持っても大丈夫です。
男児
・3歳と5歳の男児 矢絣柄の着物×袴×羽織
家庭や地域によって異なる場合もありますが、一般的には3歳と5歳でお祝いします。
矢絣は、「破魔弓」と同じく、「健やかでたくましく成長してほしい」との意味が込められた柄です。
3歳男児は、3歳女児の場合と同様に、着物の上から被布コートを羽織るのが主流。
5歳男児は、矢絣や松竹梅など縁起の良い柄が描かれた着物に、袴をはいた上から羽織を身につけます。
ただ、3歳男児でも5歳男児と同じ、着物と羽織、袴のコーディネートにしても大丈夫です。
必要な小物
・懐刀(かいけん)
自分を守るための飾りが付いた小刀で、3歳や5歳の男児が袴をはく際には、袴に差して使用します。
・お守り
七五三に必要なアイテムの一つで、袴の紐に結び付けて用います。
・祝い扇子(末広)
めでたい柄が描かれたアイテムで、末広がりに通じるとして縁起の良い扇子。袴帯にはさんで使います。手に持っても大丈夫です。
卒業式
・女性 矢絣柄の着物×無地袴×ブーツ
矢絣柄の着物に無地袴、ブーツを合わせる小学生から大学生までの卒業式の定番コーデになります。
矢を放つとまっすぐ進んで戻ってこないことから、矢絣には「卒業後に決して戻ってこないように」との意味があり、「成功」や「目標達成」の象徴とされていることから、卒業式にもぴったりの柄です。
成人式・結婚式
・女性 矢絣柄の振袖×袋帯
振袖は未婚女性の第一礼装ですので、縁起物である矢絣が描かれた華やかな振袖と袋帯を、成人を祝福するイベント「成人式」の衣装や、披露宴のお色直しの衣装として、着用するのも最適。
・男性 矢絣柄の羽織×着物×袴
家紋入りの長着にはき、紋付の羽織を身につける袴紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)は、男性の礼装です。
新婦が色打掛や白無垢を着用する場合は、新郎も格を合わせて五つ紋入りの黒一色の長着と羽織に縞柄の袴を合わせる「黒五つ紋付き羽織袴」の第一正装を着る必要があります。
ただし、新婦が「準礼装」にあたる中振袖や小振袖(二尺袖)を着る場合には、新郎は矢絣柄の羽織と、落ち着いた色合いの長着と袴を合わせるのが粋です。
夏祭り・花火大会
・女性 矢絣柄の浴衣×半幅帯
夏祭りや花火大会など夏ならではのイベントに出掛ける際には、夏限定の普段着である浴衣が適しています。
矢絣柄の浴衣と、カジュアルな雰囲気で手軽に結べる半幅帯を合わせるのがお洒落です。
・男性 矢絣柄の浴衣×角帯
縁起のよい伝統文様である矢絣の浴衣に、アクセントとなる男性用の角帯(かくおび)を締めることにより、涼しげで粋な印象に仕上がります。
シーン別のおすすめ矢絣コーディネート早見表
シーン別のおすすめ矢絣コーディネートを男女ごとに分けて、見やすく表にまとめました。
| シーン | おすすめの矢絣コーディネート |
| 女性 | |
| 七五三(3歳の女児) | 矢絣柄の三つ身×兵児帯×被布コート |
| 七五三(7歳の女児) | 矢絣柄の四つ身×帯×志古貴 |
| 卒業式 | 矢絣柄の着物×無地袴×ブーツ |
| 成人式・結婚式 | 矢絣柄の振袖×袋帯 |
| 夏祭り・花火大会 | 矢絣柄の浴衣×半幅帯 |
| 男性 | |
| 七五三(3歳・5歳の男児) | 矢絣柄の着物×袴×羽織 |
| 成人式・結婚式 | 矢絣柄の羽織×着物×袴 |
| 夏祭り・花火大会 | 矢絣柄の浴衣×角帯 |
矢絣は、浴衣や着物のみならず、袴、羽織、帯などにも幅広く用いられていますので、上記の表でご紹介したコーディネート以外にも、あでやかな振袖に矢絣柄の袴を合わせたり、華やかな着物に矢絣柄の帯を締めたりすることも可能です。
女学生のシンボルとして親しまれる矢絣
もともと、西欧文化が伝来する明治時代以前の女学生は、着物に帯を締めたスタイルで学校に通っていました。
ところが、西欧にならった机や椅子は着物姿では使い勝手があまり良くなく、裾や帯が乱れやすいといった問題点があることから、学業に支障をきたすことも珍しくなかったとされています。
そこで、明治時代になると、一部の女学校がそれまでの着物の代わりとして、着物の下に袴を合わせる制服を採用するようになります。
袴の動きやすさもあって、女学生や女性教員を中心に、次第に袴が普及しました。
マンガ「はいからさんが通る」のような、矢絣の着物に 袴を着用するスタイルが、女学生のシンボルとして定着。
和装と洋装をうまく組み合わせたファッションは、「モダンガール」とも呼ばれていたのだとか。
また、明治5年(1872年)に創業した世界遺産「富岡製糸場」の開業当時の工女や電話交換手、看護師など、明治時代から昭和初期にかけての働く女性の制服としても活躍しました。
大正ロマンあふれる定番の矢絣袴スタイルとは?
明治時代の中期以降、「女学生といえば袴姿」と称されるほど人気が高く、女学生の憧れでもあった袴姿。
服装は矢絣が描かれた着物と海老茶色の女袴、履物はブーツ、髪型はハーフアップに大きなリボンのヘアアクセサリーが主流です。
矢絣の着物に袴を合わせるスタイルは、卒業式や修了式などで女子学生のハイカラなスタイルとして、現在でも高い人気を誇っています。
ハイカラな袴スタイル一覧表
| 着物 | 矢絣の着物 |
| 袴 | 海老茶色の女袴 |
| 履物 | ブーツ |
| 髪型 | ハーフアップ |
| 髪飾り | 大きなリボン |
昔から縁起物として人気を集める矢絣は、浴衣や着物から、袴、羽織、帯、袴帯、飾り紐、帯締めまで、多彩な和装アイテムに取り入れられています。
ここでは、お気に入りの和装アイテムの探し方について、分かりやすく説明していきます。
矢絣袴コーディネートにする際の注意点とは?
着物と袴を合わせたコーディネートをする際に、気を付けておきたいポイントを4つに分けて、ご紹介します。
早い時期に選ぶ
卒業式に袴を着る場合には、人気の袴であればあるほど予約が集中してしまい、時期が近くなると商品が手薄になったり、すぐに商品がなくなったりする可能性があります。
豊富な商品の中から、自分のお気に入りの袴を選びたい場合には、遅くとも9月くらいから袴を探し始めるのがベストです。
着物との相性を考える
袴は着物の上からはくため、デザインや色合いなど、着物との相性も考える必要があります。
流行の袴や人気の袴を選んだ場合には、周りの人とかぶることもあり得ますので、小物で自分らしさを出すのがおすすめです。
草履かブーツかを決める
着物と袴コーデの場合に、草履をはくのか、ブーツをはくのかについても、決めることが必要です。
草履は上品な雰囲気に仕上がる分履きなれていないことが多く歩きづらい点、ブーツはハイカラなイメージに仕上がる分カジュアルな雰囲気になってしまう点を踏まえて、検討してください。
草履かブーツかで適性の長さが変わる
着物に袴を合わせるときには、ブーツの場合は短め、草履の場合は長めに着るのが一般的です。
具体的には、ブーツのときは足首が隠れるほどでブーツが少し見える程度の長さ、草履のときはくるぶしの中心くらいを目安にするとよいでしょう。
矢絣柄を取り入れた着物の仕立て方とは?
和装の着物を作る際の仕立て方としては、袷、単衣、浴衣の3通りです。
袷(あわせ)
二枚の縫い合わされている着物で、裏地のある着物のこと。主に10月から5月まで着用します。
単衣(ひとえ)
1枚の生地から作られた着物で、裏地のない着物のこと。主に6月から9月にかけての暑い時期に着ます。
浴衣(ゆかた)
7月と8月の夏限定の着物であり、単衣に仕立てられています。浴衣は着物の一種であり、普段着という扱いですが、着物に比べると、通気性と動きやすさに優れているのが特徴です。
単衣と浴衣は同じ夏用の着物ですが、着用の時期が少し異なります。また、浴衣は普段の着物の着付けに比べると長襦袢などの着用アイテムや道具が少なく、着こなしも異なります。
夏にフォーマルなシーンで利用したいなら単衣に、夏にカジュアルなシーンで利用したいなら浴衣に仕立てると安心です。
暑い夏以外の時期に着用したいなら、袷に仕立てるとよいでしょう。
矢絣柄の和装のサイズの選び方とは?
着物や袴など矢絣柄の和装を選ぶ際の目安になる寸法を、男女別にご紹介していきますので、参考にしてください。
レディース
・3歳女児の三つ身
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 |
| 85 ~95 cm | 95 cm | 30 cm | 44 cm |
・7歳女児の四つ身
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 |
| 115~125 cm | 120 cm | 40 cm | 56 cm |
・着物・浴衣
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 |
| 125~135 cm | 130 cm | 45 cm | 60 cm |
| 135~145 cm | 143.5 cm | 45 cm | 62 cm |
| 145~152 cm | 151.5 cm | 49 cm | 64 cm |
| 153~159 cm | 158 cm | 49 cm | 66 cm |
| 159~165 cm | 165 cm | 49 cm | 68 cm |
| 165~175 cm | 170 cm | 51 cm | 70 cm |
メンズ
・3歳男児サイズ
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 | 袴丈 | 羽織丈 |
| 90~100 cm | 68.5 cm | 45 cm | 46 cm | 50 cm | 56 cm |
・5歳男児サイズ
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 | 袴丈 | 羽織丈 |
| 110~120 cm | 90 cm | 55 cm | 56 cm | 60 cm | 65 cm |
・着物・浴衣
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 |
| 160~165 cm | 135 cm | 49 cm | 68 cm |
| 165~170 cm | 140 cm | 49 cm | 70 cm |
| 170~175 cm | 145 cm | 51 cm | 72 cm |
| 175~180 cm | 150 cm | 53 cm | 74 cm |
| 180~185 cm | 155 cm | 55 cm | 76 cm |
・羽織
| 身長 | 身丈 | 袖丈 | 裄丈 |
| 160~165 cm | 90 cm | 50 cm | 68.5 cm |
| 165~170 cm | 92 cm | 50 cm | 70.5 cm |
| 170~175 cm | 96 cm | 52 cm | 72.5 cm |
| 175~180 cm | 100 cm | 54 cm | 74.5 cm |
| 180~185 cm | 103 cm | 56 cm | 76.5 cm |
・袴
| 身長 | 袴丈 |
| 160~165 cm | 89 cm |
| 165~170 cm | 91 cm |
| 170~175 cm | 93 cm |
| 175~180 cm | 95 cm |
| 180~185 cm | 97 cm |
以上でご紹介したサイズ表記はブランドや商品によっても異なり、より多くの人が着用できるように、フリーサイズとして販売しているものもあります。
着物の部位の説明
着物のサイズを測る上で知っておきたい部位を説明していきます。
・身丈(みたけ)
着物の長さのことで、身長が基準になります。
・袖丈(そでたけ)
肩と袖の境目である「肩山」から袖の先端にあたる「袖口」までの長さのことです。
・裄丈(ゆきたけ)
着物の背縫いから袖口までの長さのことを指します。
・袴丈(はかまたけ)
紐の下から裾までの長さのことで、一般的には男性と女性では紐下帯の位置が異なるため、当然ながら長さも異なります。
・羽織丈
羽織の長さのことです。最近は長めのものが好まれる傾向にありますが、流行や好みによっても長さは異なります。
矢絣の和装はレンタルする?購入する?
矢絣の和装を準備する方法としては、主にレンタルもしくは購入の2択になります。
それぞれのメリットとデメリットを挙げていきますので、自分にあった方法を選んでください。
矢絣の和装をレンタルする際のメリット
・購入に比べると費用が安い
・毎回異なるデザインの着物を着用できる
・手間暇のかかるメンテナンスの必要がない
矢絣の和装をレンタルする際のデメリット
・サイズがぴったり合わないこともある
・時期によっては好みの着物を選べないこともある
・何度も利用すると購入よりも費用が高くなることもある
レンタルの良さは、購入に比べると1回ごとの費用が安くすむ点や毎回違う着物を着られる点、手間暇がかかる着物のメンテナンスをしなくてすむ点です。
一方で、卒園式や卒業式などの混みあう時期には自分のサイズや好みに合う着物を選べなかったり、何度もレンタルを利用することで結果として着物を購入する際よりも費用が高くなったりする場合もあります。
矢絣の和装を購入する際のメリットとデメリット
和装を購入した場合には、自分の好きなタイミングで自由に着物を着用できる点や自分の好みやサイズに応じた着物を着られる点がメリットです。
しかしながら、ずっと着ているとデザインにあきることがある点、レンタルに比べると費用が高くなりがちな点、使用後のクリーニングや年に3回ほどの虫干しなどお手入れに手間がかかる点がデメリットです。
矢絣の和装を購入する方法として、既製品を購入する方法、セミオーダーで購入する方法、フルオーダーで購入する方法の3パターンがあります。
既製品の矢絣の和装を購入する方法
着物や羽織、袴など、既にできあがっている商品の中から、お気に入りの矢絣の和装を購入する方法。
既製品の矢絣の和装を購入する場合のメリット
・店舗の在庫や購入する店舗によっても異なるが、早ければ最短当日に購入できる
・フルオーダーやセミオーダーに比べて、矢絣の和装を安い価格で購入できる
既製品の矢絣の和装を購入する場合のデメリット
・デザインやサイズなど少し合わなかったとしても、あるものから購入するしかない
セミオーダーで矢絣の和装を購入する方法
好みの反物やデザインの着物を選んだ後に、自分のサイズに合わせて仕立てた矢絣の和装を購入する方法。
セミオーダーの矢絣の和装を購入する場合のメリット
・フルオーダーに比べて、価格が安くすむ
・自分のサイズを測ったりお気に入りのデザインを選んだりするだけで、自分のニーズに近い和装を購入できる
セミオーダーの矢絣の和装を購入する場合のデメリット
・デザインのもととなる反物や着物は着製品から選ぶため、デザインの自由度は低くなる
フルオーダーで矢絣の和装を購入する方法
生地や素材から、サイズ、デザイン、色味、袷か単衣かといった仕立て方までを自分の希望に合わせて自由に決めた矢絣の和装を購入する方法。
フルオーダーの矢絣の和装を購入する場合のメリット
・個性あふれるオリジナル矢絣の和装を作れる
・色やデザイン、生地、仕立て方など自由に決められる
フルオーダーの矢絣の和装を購入する場合のデメリット
・注文から納品までの時間がかかったり、金額も高くなったりする場合がある
矢絣の和装の購入場所とは?
矢絣の和装の購入場所は、主に実店舗かネットショップかの2通りです。
それぞれのメリットとデメリットを知った上で、自分に合った場所で購入するとよいでしょう。
実店舗
実店舗で矢絣の和装を購入する際のメリットは、スタッフに気になる点を確認したり、商品を手に取って実物を確認したりできる点です。
店舗に在庫があれば、すぐに矢絣の和装を購入できるのも良い点。
一方で、営業時間や営業日などに合わせてお店まで行かないといけない点や、店舗で取り扱っている商品からしか選べない点が、デメリットです。
ネットショップ
インターネット上で自分の希望条件やサイズなどを設定して探すと、自分の好みにあった商品がすぐに表示されます。
数ある商品の中から自分のニーズに合った商品関連の情報をすぐに確認したり、人気順やランキングを参考に自分の都合に合わせて24時間気になる商品を検索したりできるのが、メリットです。
一方で、商品が手元に届くまでに時間がかかる点や、写真と実物では色や素材などがイメージと違うことがある点がデメリットです。
また、ネットで注文する場合には、商品によっては値段の安いメール便を利用できることもありますが、商品が大きい場合や点数が多い場合には配送料が別途必要になる場合もありますので、注意が必要です。
矢絣は人気の古典柄だけに、色々なブランドやメーカーから数多くの商品が発売。
実店舗でもネットショップでも、着物や袴、羽織を単品で買うこともできますし、おすすめの着物と小物、着物と袴、羽織と着物と袴などのセットで買うこともできます。
矢絣の和装探しに便利な京都きもの市場
「京都きもの市場 着物宅配レンタル」は、日本有数の着物通販サイトを運営する「京都きもの市場」の着物宅配レンタル専門のサイトです。
サイトには、訪問着や振袖、色留袖、黒留袖に加えて、矢絣の着物と相性の良い袋帯が見やすく掲載されています。
サービス利用までの流れや補償プランなどの安心のサービスについては、ご利用ガイドに分かりやすく書かれていますので、こちらも要チェックです。
東京の銀座や京都市内にある店舗でもお客様の対応が可能で、実店舗でスタッフに無料相談をしたり、およそ2万点もの商品が並ぶネット通販を検索したりしながら、矢絣の和装や小物を選べるのも魅力。
店舗に行く予定が決まっている場合には、メールで気軽に来店予約が取れるのも、おすすめポイントです。
特別なイベントに素敵な矢絣の和装で参加しよう!
七五三の衣装に、卒業式の袴コーデに、成人式の着物にと、色々なシーンに大活躍の矢絣。
矢絣は、伝統的な縁起物の良い和柄であり、矢絣が描かれた着物や袴はお祝いの場やハレの日にはぴったりの和装です。
人生の節目となる行事やイベントには、ぜひ特別な矢絣の和装を着て、参加してください。
