今年の花火大会、夏祭りは自分で浴衣を着付けて行こうと考えている方いらっしゃいませんか。浴衣は訪問着などの着物に比べて、浴衣は着付けが簡単なため、着付け初心者にもおすすめです。浴衣の着付けに挑戦してみたいという方はもちろん、時間の関係で、自分で浴衣を着なくてはならないという方のために、今回は自分で浴衣を着付ける方法について詳しく解説していきます。女性だけではなく、男性の浴衣の着付け方、帯の結び方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 男女別 浴衣の着付けに必要なもの一式【一覧】
- 女性
- 男性
- 浴衣を着る時のインナーはみんなどうしている?
- 一番のおすすめは和装下着
- ブラジャーは和装ブラジャーにしなくてはダメ?
- 洋装のインナーウェアも使える?
- 肌着やインナーを着用する時の注意点
- 浴衣を着る時に補正は必要?
- 補正の意味と役割
- 浴衣を着る時に自分で補正はできる?
- どうしても補正が必要な方必見!工夫を加えてオリジナル補正を作る
- ヘアセットやメイクは浴衣を着る前に済ませる?浴衣を着るまでの順序とは?
- ヘアセットやメイクは先に行う
- ヘアセットやメイクを行う前に服装を変える
- 先に浴衣を着てからヘアセットはダメ?
- 男女別 浴衣の着付け方と簡単な帯結び
- 浴衣の着方女性編
- 浴衣の帯結び:半幅帯で一文字
- 浴衣の着方男性編
- 浴衣の帯結び:角帯で貝の口
- 浴衣は自分で着るのとプロに頼むのとどちらが良い?
- ヘアセットが自分でできるのであれば自分で着てみるのがおすすめ
- ヘアセットをプロに頼むのならば着付けもプロにお任せ
- 浴衣を綺麗に長く着るためのお手入れ方法
- 浴衣を着た直後
- 木綿や化繊素材などは自宅で洗うこともできる>
- 自宅で洗えない素材はクリーニングに出す
- オフシーズンの保管は湿気の少ない場所で
- まとめ
男女別 浴衣の着付けに必要なもの一式【一覧】
まず浴衣を着るのにどんなものが必要なのかということで、ここでは一覧にして浴衣を着るのに必要なものをリストアップしています。チェックリストとしてもご活用下さい。
女性
① 和装下着(和装ブラジャー、肌着と裾除けもしくはワンピースタイプの肌着)

② 胸紐用コーリンベルト1本

③ 胸紐1本

④ 腰紐用ウェストベルト1本(ゴムタイプのユナベルトは使い勝手が良いので初心者におすすめです)
⑤ 伊達締め(サッシュ有タイプのものは使い勝手が良いので初心者におすすめです)

⑥ 浴衣

⑦ 浴衣用帯板

⑧ 帯(半幅帯や兵児帯)

⑨ 下駄

⑩ バッグ

男性
① 和装下着(ステテコ、肌襦袢もしくは薄手の袖付きシャツ)
② 腰紐1本(ゴムタイプのユナベルトは使い勝手が良いので初心者におすすめです)
③ 浴衣
④ 帯(角帯や兵児帯)
⑤ 下駄
⑥ バッグ(合財袋など)
浴衣を着る時のインナーはみんなどうしている?
浴衣は訪問着や小紋などの着物とは異なり、長襦袢を着ないことを特徴としています。軽やかに装えて良いという反面、浴衣下の下着をきちんとしていないと汗が浴衣に染みこみ着心地が悪くなってしまうことがあるのです。
一番のおすすめは和装下着
肌着や裾除けなどの和装下着は、和装のために用意されている下着ということもあり、浴衣の下に着るインナーには最適なのです。袖付きの肌着は脇汗をしっかりキャッチしてくれるので、浴衣の脇に汗染みができにくいです。また、裾除けは膝丈よりもやや長いので、膝裏に汗をかいて浴衣と膝裏がべっとりくっつくことを防いでくれます。これによって、スムーズな歩行ができるので、夕涼みの散歩に出掛けるのも問題ありません。男性には裾除けというものはないので、代わりにステテコを用いると良いでしょう。

和装下着は肌着と裾除けの二部式はもちろん、ワンピースタイプのものなど様々な種類があります。一つ持っておくと訪問着などの着物を着る際にも役立つのでおすすめです。
もし、持っているかもという方は浴衣を着る際にも活用してみると良いでしょう。
ブラジャーは和装ブラジャーにしなくてはダメ?
女性の方の中にはどうしてもブラジャーを着用したいという方もいらっしゃるでしょう。和装では基本的にブラジャーはしないのが良いとされています。その理由として、ワイヤーやホックの食い込みが苦しくなる可能性が高いこと、そして和装と洋装で理想としているバストの位置が異なること、ブラジャーで胸を持ち上げることで衿の着崩れが起こりやすくなってしまうことが挙げられます。
着物は胸をできるだけ平らかにして着ることで美しく装うことができるとされており、これは浴衣においても同じことが言えます。豊かなバストをお持ちの方は特に衿元の着崩れが起きやすくなってしまうので、サラシを巻いて胸をつぶすなどの工夫をして、できるだけ着崩れしない着方をするのが理想だとすることもあるほどです。とはいえ、胸をつぶすのはかなり苦しく、上手にサラシが巻けていないと不快感すら出てきてしまいます。そんな時におすすめしたいのが、和装ブラジャーになります。程良い押さえ感とホールド力があるので、動いても安定感があり、安心です。ブラジャーを着けていないとどうにも不安が残るという方は、洋装のブラジャーではなく、和装のブラジャーを着けるようにしましょう。
もし、どうしてもすぐに和装ブラジャーが手に入らないということであれば、サラシを巻いてブラジャー替わりとするか、ノンワイヤーでかつパッドのないキャミソールやスポーツブラのようなものを代替用品として使ってみるのも手です。

洋装のインナーウェアも使える?
肌着や裾除けを持っていないという場合は、洋装のもので代用することも可能です。ただし、脇や膝裏など汗をかきやすく、汗が溜まりやすい場所にインナーの生地があった方が良いので、袖付きでかつ膝下丈のスリップを用いるのがおすすめです。スリップタイプのノースリーブを肌着代わりのインナーとして用いられる方は意外と多いのですが、ノースリーブタイプは脇汗をキャッチできず、直に浴衣が脇汗を吸い取ってしまう形になってしまうので、避けた方が良いです。また、暑いからと上半身だけキャミソールやTシャツを着て、下半身に裾除けタイプのものを付けないという方も多いのですが、足さばきが悪くなるのでできるだけペチコートなど下半身用の肌着を着ることをおすすめします。
男性の方も、和装用の肌着がないという方は普段着ているTシャツを代わりに着て肌着とすることができます。ただし、厚手のTシャツは着ていてかなり暑くなってしまう可能性が高いので、できるだけ薄地のものを選ぶことをおすすめします。女性同様、袖付きのものを選ぶようにし、脇汗が直接浴衣に付かないようにしましょう。
肌着やインナーを着用する時の注意点
女性が浴衣を着る際、衣紋を抜いて着ます。このため、インナーの後ろ衿が首元にぴったり付いているタイプは抜けた衣紋からインナーが丸見えになってしまう恐れがあります。洋装用のインナーでも和装用の肌着でも、着る際には必ず衣紋を抜きすぎぐらいに抜いて着るようにして下さい。
男性の場合は、衣紋を抜いて着るということはないので、後ろ衿を気にする必要はありません。しかし、前の首元をぴっちりしめて浴衣を着ないという場合は、中のインナーが見えてしまうことがあります。特に丸首タイプのインナーは首の付け根ギリギリまで生地がきてしまうので、浴衣からインナーが見えやすくなってしまいます。可能であれば、できるだけVネックタイプのものを選び、インナーが見えない工夫をすると良いでしょう。

浴衣を着る時に補正は必要?
浴衣だけではなく、着物を着る際には補正は必要だとされています。補正をすることで着物のラインが美しくなり、また着心地も良くなるからなのです。
補正の意味と役割
着物が美しく着られる体型というのは、コケシのような寸胴体型だとされています。洋装を美しく着こなす凹凸がハッキリした体型では着物は美しく着られないのです。そのため、着物を着付ける前に、ボディラインの凹んでいるところにはタオルなどをあてがって補い、逆に出ている部分は押さえて、できるだけ凸凹がない状態にする必要があり、この作業を補正と呼んでいるのです。
補正にはフェイスタオルや綿花、ガーゼ、さらしなどを適宜用いて行うのですが、体型に応じた補正が求められるので、必ずここにタオルを巻いて補正としなくてはいけないといった決まり事はありません。
ちなみに、補正を行う場所が多いのはウェストです。ウェストを細く整えている方は多いので、どうしてもヒップやバストとの差ができてしまい、特に帯を巻くときにウェストラインに凹みがあると美しく巻けないという問題が生じます。そのため、ウェストに半分幅に折ったタオルを巻いて補正とすることは多いです。
また、腰椎のあたりはヒップとの落差から凹みができている方が多いので、ここに1/4に折ったタオルや脱脂綿などをあてがって補正することも多いです。
お腹や腰回りの補正は太って見えるからしないで欲しいと思われる方も多いのですが、帯をしっかり美しく巻く上でも重要になってくるから補正は必要なものなのだと考えてもらえると補正に対する抵抗感が和らぐかもしれません。補正は腰紐や胸紐が肌に食い込むのを避ける役割も担っているので、後々苦しい思いをしたくないということであれば補正はしっかり入れておいた方が良いと言えるでしょう。
浴衣を着る時に自分で補正はできる?
着物を着付ける際にもっとも技術力が出るのが補正の着付け方だと言われており、プロの着付け師でも補正の着付けを正しく行うというのはかなり難しいものがあります。まして着付け初心者の方が手探りで補正を自分で行うというのは、なかなか困難な道のりになると言えるでしょう。
着物を着ることに慣れている、また自分の体型にどんな補正が必要なのか知っている、補正のやり方に慣れているという方はご自分で補正をした上で浴衣を装うのが良いでしょう。しかし、着付け初心者の方や、今回初めて浴衣の着付けに挑戦するという方は、無理に補正を自分で行う必要はないです。
どうしても補正が必要な方必見!工夫を加えてオリジナル補正を作る
初心者の方が無理に補正を行う必要はないとお話ししましたが、それでも体型的に補正が必要不可欠という方いらっしゃると思います。ご自分の体型を確認し、どこに補正が必要なのかをチェックしたら、その部分に特化した補正を作ってしまうのが良いでしょう。
例えばウェストとヒップに補正が必要だという方は、フェイスタオルを2枚用意します。1枚は半幅に折り、もう1枚は中に畳んで4つ畳みとし、半幅に折ったタオルの端の方に差し込みます。場所がずれないよう仮に何カ所か縫い留めておきます。さらに半幅タオルの中央あたりに腰紐の真ん中部分を縫い留めておきます。こうすることで、オリジナル補正を簡単にウェストに巻いて、付属にした腰ひもで締めて固定することができるのです。自分の体型に合わせて位置なども調整できるので、失敗がないという点でもおすすめです。
また、鎖骨付近のくぼみが大きく、浴衣の衿がイマイチ決まらないという方は、浴衣の下に着るインナーのその部分に綿花や脱脂綿を少々縫い留めておくと補正になるのでおすすめです。
このように、自分専用の補正を作っておく、インナーにあらかじめ補正を縫い留めてしまうといった方法で簡易的な補正ができるようになります。補正をしたいけれど自分では上手くできずに困っているという方はぜひアイディアの参考にしてみて下さい。
もし自分で補正を作ることができないということであれば、市販の補正用品を購入して用いることもできます。今では色々な種類の補正用品が販売されているので、気になる方は一度検討してみても良いでしょう。お店に足を運ばずとも、通信販売で購入することができます。
ヘアセットやメイクは浴衣を着る前に済ませる?浴衣を着るまでの順序とは?

浴衣を自分で着ようとなった時、ふとメイクを先にしておいた方が良いのか、ヘアセットを先にしておいた方が良いのか悩まれたことはありませんか。ここでは、浴衣を着るまでの準備について見ていきましょう。
ヘアセットやメイクは先に行う
浴衣を着る前にヘアセットとメイクは先に終わらせておきましょう。着物の着付けもそうですが、基本的にヘアセットやメイクが先で、着付けは最後という順番で行われます。これは、着付けが崩れないようにするためだと考えられます。
では、メイクとヘアセットはどちらを先に行うべきかという話になりますが、ここの順序に関しては特に決まりはありません。やりやすい方で良いでしょう。
ヘアセットは、着付けを行う前にできるだけ仕上げてしまうのが良いので、髪飾りなどもこの時点で付けてしまいましょう。もし、髪の毛を少し下ろすヘアスタイルにする場合は、浴衣の着付け時に髪の毛が邪魔になってしまうことがあるので、ヘアクリップなどで簡易的に留めておくことをおすすめします。
ヘアセットやメイクを行う前に服装を変える
浴衣を着る前にヘアセットやメイクを行うとなると、洋服のまま行うことになると思います。頭を通して脱ぎ着するタイプのTシャツなどは、ヘアセット後に着替えるとなると大変なことになります。せっかく整えたヘアやメイクが崩れるのだけは防ぎたいので、ヘアセットやメイクを行う前に一度着替えを行いましょう。
まず、下着やインナー類は浴衣の時に着るものに替えます。ブラジャーなども頭を通して脱ぎ着するタイプのものはヘアセット後に脱ぎにくくなってしまうので、先に着替えておきます。
下着を浴衣用のものに替えたら、前ボタンのブラウスやガウンなどを羽織ってメイクやヘアセットを行っていきます。前ボタンのものであれば頭を通して脱いだり着たりする必要がないので、着替える際にも安心です。
美容院などで着付けも頼む際は、着てくる衣類にも、前ボタンのものなどの指定が入るので気を付けることができます。しかし、自宅ですべてを自分で行うとなると着るものも適当になってしまい、「ヘアセット前に着替えるのを忘れちゃった!」となりやすいので気を付けて下さい。
先に浴衣を着てからヘアセットはダメ?
浴衣を着るのにどれぐらい時間がかかるか分からないから、とにかく先に浴衣を着てそれからヘアセットなどを行いたいと思われる方もいるかもしれません。この順番は100%ダメということではありませんが、着崩れしてしまうリスクがあるということは覚えておいた方が良いでしょう。また、浴衣を着た後に、ヘアジェルやメイクアップ用品をついうっかり浴衣にこぼしてしまったとなると大変です。こういった事故にあわないようにするためにも、浴衣は最後に着て仕上げるのがおすすめなのです。
男女別 浴衣の着付け方と簡単な帯結び
ここまで浴衣を着るのに必要なもの、浴衣を着るまでに済ませておくべき準備などについて解説してきましたが、ここではいよいよ浴衣の着付け方について解説していきます。
浴衣の着方女性編
① 浴衣を羽織る。両手で浴衣の衿先を揃えて持つ。そのまま浴衣を持ち上げ、くるぶしが隠れるか隠れないかぐらいの位置で着丈を決める。
② 着丈の位置を決めたまま、右の腰骨のところに浴衣の衿下線がくるよう、上前の位置を調整する。この時左脇線の位置が左脇ぐらいに来ているかも確認できると、後ろの背中心が大幅にズレず、きれいに着られる。
③ 上前の位置が決まったら、力を抜かずに上前をいったん広げ、下前を入れ込んで褄先(つまさき:きものの裾の左右の両端部分)を8cmほど上に上げる。下前幅が余る場合は、内側に折り返しておくと良い。
④ 再び上前を合わせて体に沿わせ、腰骨より少し高い位置に腰紐(ユナベルト)を当てながら、後ろは少し高めにしてバッテン交差し、前に持ってきて締める。腰紐を締める場合は右脇横あたりにしておくと良い。ユナベルトは金具を掛けて、しっかり固定されたことを確認する。(ユナベルトを使用する際には事前に長さ調整をしておくこと)
⑤ 身八つ口から手を入れて前のおはしょりを整える。手をそのまま後ろに持っていき、後ろのおはしょりも整える。
⑥ 左手で掛け衿を持ち、もう一方の手で背縫いを持って背中心を合わせる。この時、衣紋が抜けているかの確認と調整を行う。
⑦ 両衿を深くきちんと合わせ、アンダーバストの位置で胸紐を結ぶ。
⑧ 胸紐の下から指を入れて背中のシワを左右に寄せて取る。
⑨ 胸紐の上に伊達締めを締めて、浴衣部分の着付けは完了。
浴衣の帯結び:半幅帯で一文字
① テの長さを帯幅の約3倍半ほど測る。
② 胴に帯を2巻きして、テとタレをそれぞれ半分に折って、テが上になるように体の前で結ぶ。
③ タレを根元からきれいに広げ、胴の幅と同じぐらいの長さになるように余分を中へ中へと畳みいれる。
④ タレの中心に一つ山ヒダを作る。
⑤ ヒダの中心に上からテを被せて一結びする。もう一度テを被せて結び目を包むように巻き、テの先端部分を帯と伊達締めの間に通す。帯の形を調整する。
⑥ テの先端を持って、右回りに真後ろに回す。結び目が背中心に当たっていることを確認する。テの先端は内側に折り込んで見えないようにする。
⑦ 体の前部分の帯、1巻き目と2巻き目の間に帯板を入れる。(もし、ゴム付き帯板を用いる場合は、浴衣の着付けが終わった時点で、伊達締めの上に帯板を付けておく。)
浴衣の着方男性編
① 肌襦袢やステテコを身に着けたら浴衣を羽織る。
② 浴衣の褄先を上げて、上前も広げて、下前をやや引き上げながら左腰骨に合わせる。
③ 上前を右の腰骨のあたりにくるよう重ね、右手で抑える。左手で着物のシワを下に落としながら伸ばす。それから腰紐を締める。腰紐の結び目は身体の左右どちらかに寄せる。
④ 腰紐の下に手を入れ、左右になでるようにシワを取る。この時、なでる方向は中から外へ。
浴衣の帯結び:角帯で貝の口
① テの長さを25cmから30cmほど測っておく。
② 帯を胴に2、3回巻きしっかり締める。
③ テとタレを合わせ、タレを5cmほど短く測る。余分は内側にきれいに畳み入れておく。
④ タレが上になるようにテとタレを結ぶ。
⑤ タレを内側に折り返し、タレの先が右側になるようにする。
⑥ テの先をタレの輪の中に通して締める。この時テの先端はタレの倍くらいに出るように調整する。
⑦ 帯を右回りに後ろに回す。真後ろに結び目がくると子供っぽくなってしまうので、やや左側に寄せて締めると粋な雰囲気が出る。
浴衣は自分で着るのとプロに頼むのとどちらが良い?
ここまで浴衣を自分で着る時に役立つ知識をお伝えしてきました。しかし、実際問題として自分で着る方が良いのか、プロに頼む方が安心で良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
ヘアセットが自分でできるのであれば自分で着てみるのがおすすめ

浴衣用のヘアセットが自分でできるという方は、そもそも美容院に赴く必要がないので、自分で浴衣も着付けて、自宅で準備を完成させるのが良いのではないでしょうか。髪の毛を自分でアレンジできるのであれば、美容院代も浮きますし、何より自宅でマイペースに準備ができるというのは一番良いですよね。ヘアセットが自分でできる方は、浴衣の着付けもぜひ自分でトライしてみて下さい。いきなり本番はちょっとという方は、何度か自宅で練習してみると良いでしょう。今はYouTubeなどの動画でも浴衣の着付け方を懇切丁寧に解説しているものが沢山あります。自分にとって分かりやすいなと思える動画を参考に、練習してみて下さいね。
ヘアセットをプロに頼むのならば着付けもプロにお任せ
髪の毛を自分でセットできず、どうしても美容院に行く必要があるという方は、同じ美容院で浴衣の着付けまで頼んでしまっても良いかもしれません。一度美容院に髪の毛をセットしてから自宅に戻り、そこから浴衣を着付けるとなると大変なのではないでしょうか。もし、あらかじめ美容院でヘアセットはお願いすると決めているのであれば、同じタイミングで着付けを頼めるか相談してみましょう。もしかしたら、浴衣の着付けとヘアセットというセットプランもあるかもしれません。
また、自分で浴衣を着るつもりで練習してみたけれど、一向に上手くできないという方、時間がかかり過ぎて遅刻が心配という方は、プロの着付け師に頼むのも手です。もし、自宅で着付けを頼みたいということであれば、出張依頼をすると良いでしょう。
浴衣を綺麗に長く着るためのお手入れ方法
ここまで浴衣の着方や着付け方などについて話を進めてきましたが、最後に浴衣のお手入れ方法について触れておきましょう。
浴衣を着た直後
浴衣を着た後は、陰干しを行い、汗などの湿気をしっかり取り除くようにします。この時、直射日光が浴衣に当たってしまうと焼けが生じてしまうことがあるので、必ず日の当たらない場所で行うようにして下さい。
浴衣帯も結構な汗を吸いこんでいる可能性が高いので、ハンガーなどに掛けて、日の当たらない場所で干しておくと良いでしょう。
木綿や化繊素材などは自宅で洗うこともできる>
大きな汚れが無く、また木綿や化繊など自宅で洗える素材のものは、洗濯機や手洗いといった方法を用い、自宅で洗濯してみるのも良いでしょう。自宅で浴衣を洗う際には、袖畳みという畳み方で浴衣を畳んだ後、洗濯ネットに入れて洗います。手洗いの際は押し洗いの要領で洗い、洗剤には中性洗剤を用います。脱水はし過ぎると浴衣生地を傷める原因にもなるので、1分から1分半程度で切り上げてあげるのがおすすめです。洗いあがった浴衣は陰干しでしっかり乾かします。
自宅で洗えない素材はクリーニングに出す
浴衣に大きな汚れがある場合や自宅洗濯できない異素材コンビ浴衣、絹入り浴衣などの浴衣は無理に自宅で洗うのではなく、クリーニング店などに出して綺麗にしてもらいましょう。
オフシーズンの保管は湿気の少ない場所で
夏の間、浴衣を何度か着るという場合は、ハンガーに掛けて保管しておくことも可能です。しかし、今年の浴衣の出番はもう終わりとなった場合は、しっかりクリーニングに出し、本畳みにした後、たとう紙などに包んで保管します。保管場所はできるだけ湿気がない場所で、直射日光が当たらないところがおすすめです。余裕がある方は、年に2回ほど虫干しを行い、浴衣に潜んでいる湿気を取り除きましょう。こうした細々したお手入れをすることで浴衣を綺麗に長い年月保つことができるようになるのです。
まとめ
浴衣の着付け方について、浴衣を着るのに必要なもの、浴衣を着るまでの準備、次シーズンに綺麗に浴衣を着るための保管方法などを含めて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
浴衣は、慣れてくると10分程度で簡単に着付けることができます。しかし、初めて浴衣の着付けに挑戦するという方は30分程度で着られることを目標に練習してみると良いでしょう。YouTubeなどの動画で簡単に着られそうだと思ったからと一度も練習せずに本番を迎えると、思った以上に難しかった、上手く着られなかったといった事態に陥る可能性も出てきてしまいます。浴衣を着る当日に焦らないようにするためにも、一度練習してみて下さいね。
