衣紋掛けは、洋服が普及した現代では見かけることが少なくなったものの、着物好きな方を中心に、和装のお手入れに欠かせないアイテムとして今でも愛用されている必需品です。
この記事では、衣紋掛けのおすすめの使い方や魅力、着物を掛ける際の注意点、洋服ハンガーや衣桁との違いなどについて、詳しく解説します。
- 衣紋掛けとは?
- 衣紋掛けの歴史とは?
- 衣紋掛けの役割とは?
- 着物の型崩れを防ぐ
- 湿気や臭いをとる
- 和室を彩るインテリア
- 衣紋掛けはいつ使うもの?
- 着物を着用する前
- 着物を着用した後
- 和装を洗ったとき
- 虫干ししたいとき
- 衣紋掛けに着物を掛ける方法とは?
- 子供用の着物に適した衣紋掛けとは?
- 衣紋掛けに着物を掛ける際の注意点とは?
- 左右が対称になるように干す
- 直射日光に当たらない場所に干す
- 1度に複数の着物を掛けないようにする
- 裾を引きずらないようにする
- 衣紋掛けの魅力とは?
- コンパクトで楽に移動できる
- おしゃれな見せる収納が叶う
- 手軽な着物のお手入れが可能
- 伸縮自在で着物に合わせられる
- 着物と小物をまとめて掛けられる
- 着物以外のアイテムも収納できる
- 衣紋掛けは最近なぜあまり見かけないの?
- 衣紋掛けの選び方とは?
- 素材で選ぶ
- タイプで選ぶ
- サイズで選ぶ
- 値段で選ぶ
- 衣紋掛けはどこで買えるの?
- 衣紋掛けと衣桁の違いとは?
- 衣桁の種類とは?
- 衣紋掛けと洋服ハンガーの違いとは?
- 衣紋掛けは洋服ハンガーで代用できる?
- 衣紋掛けがない場合の対処法は?代用品はあるの?
- バスタオル用のハンガーを使用する
- ハンガーと突っ張り棒を組み合わせる
- 衣紋掛けの有効な活用法とは?
- キッチンや寝室で洋服ハンガーやタオル掛けとして利用する
- 玄関で来客用や自分用の上着掛けとして利用する
- 部屋の角に設置してデットスペースを洋服ラック利用する
- ニーズに合った和装探しに最適な 「京都きもの市場 着物宅配レンタル」!
- 自分にぴったりの衣紋掛けで大切な着物を長持ちさせよう!
衣紋掛けとは?
「衣紋掛け(えもんかけ)」とは、中央に開けた穴にひもを通して吊るす着物の保管グッズのことであり、細い棒に袖を通した着物を掛けるための着物用品のことです。
もともと、「衣紋」は和服の背中側にある衿部分を指す言葉で、名前は着物を掛ける際に、衣紋を干す形で吊るすことに由来しています。
細い木や竹を組み合わせて作ることが多く、「衣紋竹(えもんだけ)」や 「衣紋棹(えもんざお)」などの別名で 呼ばれることもあります。
衣紋掛けの歴史とは?
衣紋掛けの歴史は古く、はっきりとした起源は分かっていませんが、平安時代の貴族や武家が着物の襟元を美しく保つために、衣紋掛けを使用していたとの記録が残っています。
形状も現在とほぼ同じで、当時は「衣架(いか)」「御衣懸け(みそかけ) 」と呼ばれていました。
着物が庶民にまで広く普及した江戸時代になると、衣紋掛けも一般家庭で利用されるようになり、桐たんすとともに着物に欠かせない収納アイテムとして重宝されていました。
着物を着用する機会が減った現代では、かつてに比べると使用頻度は減少したものの、昔からの伝統を受け継ぐ便利なお手入れアイテムとして受け継がれています。
衣紋掛けの役割とは?
衣紋掛けは、一般的に3つの役割を担っています。
着物の型崩れを防ぐ
衣紋掛けは、和服を掛けることに特化した直線的な形状が持ち味で、正しく掛けることで、着物の型崩れを防げるとともに、シワも防ぎながら保管もできます。
湿気や臭いをとる
衣紋掛けに、着物を広げて干すことで、着物全体の風通しが随分と良くなりますので、汗や水気を取ったり、気になる臭いを取ったりしたい時にぴったりです。
和室を彩るインテリア
木材を活用した衣紋掛けは、シックなブラックやナチュラルな色合いが多く、木造建築である日本家屋との相性抜群です。
豪華な着物に見劣りしないように、蒔絵(まきえ)や螺鈿(らでん)などの伝統工芸を生かしたタイプも多く、和室を彩る調度の役割も果たしています。
衣紋掛けはいつ使うもの?
衣紋掛けを実際に使用するシーンについて、用途ごとに分けて説明していきます。
着物を着用する前

着物を着物たんすや衣装ケースに折りたたんで収納していた場合には、着物にたたみジワが入っています。
たたみジワは、衣紋掛けに掛けておくことで着物の重みでシワが自然とのびて目立たなくなりますので、着用する予定の2日ほど前から衣紋掛けに掛けておくのがおすすめです。
着物を着用した後
着た後の着物は、汗や気候などの影響から、湿気がこもっている場合が多いです。
湿気をとらないままに着物をしまうとシミやカビの原因になりますので、風通しのよい場所に1日から2日ほど衣紋掛けに干して、しっかりと湿気を飛ばしてから着物をしまうようにしましょう。
和装を洗ったとき

麻や木綿、ポリエステルなどの着物や長襦袢を持っている場合は、自宅で洗濯をする機会もあると思います。
水分を含んだ長襦袢や着物は重くなっているため、型崩れが起こりやすくなっていますが、衣紋掛けに掛けることで型崩れを防止できます。
虫干ししたいとき
お手持ちの着物を着物たんすなどで保管している場合には、年に数回カビや虫食いを防ぐための「虫干し」「陰干し」が必要になります。
通気性の高い衣紋掛けに着物を干すことで、湿気を逃がしやすく、カビや虫食い防止に効果的です。
衣紋掛けに着物を掛ける方法とは?
衣紋掛けに着物を掛ける方法は、次の通りです。
1. 着物の重ね衿や衿芯を外す
2. 着物のほこりをブラシで落とす
3. 着物の衿を広げて持つ
4. 棒に着物を通す
5. 棒の中心と着物の背中心を合わせる
6. 着物の襟と袖を広げて風通しをよくする
子供用の着物に適した衣紋掛けとは?

子供と女性や男性などの大人では着物のサイズが異なることから、産着や七五三でお馴染みの三つ身、四つ身など子供用の着物を大人用の衣紋掛けに干した場合には、長さが余り過ぎる場合があります。
子供用の着物はキッズ用の衣紋掛けを、大人用の着物は大人用の衣紋掛けに書ける方が安心安全です。
商品やブランドによっては、竿の長さが二段階や三段階に分かれていて、最短で約57cm、最長100cmほどまで対応可能なキッズ向けの衣紋掛けが販売されていますので、キッズ用の衣紋掛けも一つ持っておくと便利です。
衣紋掛けに着物を掛ける際の注意点とは?
せっかく、衣紋掛けに着物を掛けたとしても、使い方を間違ってしまってはあまり意味がありません。
衣紋掛けに着物を掛ける際に、ぜひ気を付けておきたい注意点について、ご紹介します。
左右が対称になるように干す
左右のバランスが均等でないと、棒が傾いてしまい、余計なシワや汚れにもつながってしまいます。
棒に通す際には、左右対称にバランスよく干すことを心掛けましょう。
直射日光に当たらない場所に干す
もし、着物に直射日光が当たってしまった場合には、短い時間であったとしても、色が褪せてしまったり、日焼けしてしまったりする恐れがありますので、直射日光があたらないように、衣紋掛けの設置場所に気をつけてください。
1度に複数の着物を掛けないようにする
1本の衣紋掛けに、長襦袢の上から着物を掛けたり、複数枚の着物を掛けたりするのはご法度です。
1つの衣紋掛けに幾つもの着物を掛けてしまうと、シワ伸ばしや高い通気性など衣紋掛けの良さを半減させてしまうことになりますので、1本の衣紋掛けにつき1枚の和装を掛けるとよいでしょう。
裾を引きずらないようにする
着物は丈が長いため、裾が引きずらないように十分な注意が必要です。
裾が床についてしまうと、生地にシワが入ってしまったり、ほこりや汚れがついてしまったりする可能性がありますので、地面に触れないように着物を高い位置にかけてください。
衣紋掛けの魅力とは?
衣紋掛けが着物好きの人に重宝される理由とは、気になる6つの魅力に迫ります。
コンパクトで楽に移動できる
素材によって重さは変化するものの、軽くてコンパクトな作りのものが多く、鴨居やクローゼットなど着物を掛ける場合に合わせて持ち運べるのが良い点です。
おしゃれな見せる収納が叶う
鴨居やカーテンレールなど、室内の見える場所に衣紋掛けを掛けて着物を干すことで、美しい着物の文様や柄を見せつつも、着物をおしゃれに収納することにも繋がります。
手軽な着物のお手入れが可能
衣紋掛けに着物を広げて干すことで、ホコリや汚れを見つけやすくなります。裾のほこりは着物ブラシで軽く叩いて、軽い汚れは着物の下にタオルを敷いた後に中性洗剤を垂らしてから布で軽く叩いて移し取るのがおすすめです。
伸縮自在で着物に合わせられる
二段階や三段階など、着物に応じて長さを調整できる伸縮性の衣紋掛けを持っていると、袖丈の短い子ども用の着物でも、一般的な大人用の着物でも、メンズなどの裄丈の長い大人用の着物でも、必要に合わせて使い分けられて便利です。
着物と小物をまとめて掛けられる

2本タイプの衣紋掛けを選ぶことで、着物と帯やひも、帯揚げ、帯締めなどの和装小物を一度にまとめて掛けられます。着付けに必要な用品がバラバラにならないため見つけやすく、陰干しした後に保管しやすいと評判です。
着物以外のアイテムも収納できる
衣紋掛けに着物を干していない時には、シャツやジャケットなどの洋服掛けとしても利用可能です。
衣紋掛けに取り付けられるフックもあり、コートやワンピースなど丈の衣服、バッグと帽子などの小物を掛けるのにも向いています。
衣紋掛けは最近なぜあまり見かけないの?

戦後に洋服が広まるまでは、着物が日本人にとっての普段着であり、日常的に衣紋掛けを使用していました。
ただ、洋服が日常着として定着して以降も、当初は洋服ハンガーが高価であったため、衣紋掛けを洋服掛けとして活用することも珍しくありませんでした。
その後、昭和30年代に入って、価格の安いハンガーが広まるとともに、衣紋掛けを使う機会が減ることになります。洋服ハンガーの普及にしたがって、衣紋掛けやハンガーの定義もあいまいになり、次第に「衣紋掛け」は「着物ハンガー」と呼ばれるようになりました。
ただ、呼び名や時代が変わった現代でも衣紋掛けは和装のお手入れに欠かせない道具として、受け継がれています。
衣紋掛けの選び方とは?
衣紋掛けを選ぶ際のポイントとしては、主に「素材」「タイプ」「サイズ」「値段」の4つになります。
素材で選ぶ
衣紋掛けの素材としては、主に木材とプラスチックの2通りです。
・木や竹
竹や桐など竹製や木製のハンガーは、値段が高い分、吸湿性や通気性に優れている上に、作りが丈夫で長持ちするのが利点です。
・プラスチック
プラスチック製のハンガーは、軽くて手軽に持ち運べるのがおすすめポイントです。ただし、素材によっては耐荷重が少ないタイプもありますので、耐荷重を確認しておくとよいでしょう。
フォーマルシーンに相応しい格式の高い着物には「竹製や木製のハンガー」が、着用頻度が高く手入れしやすい普段着の着物には「プラスチック製のハンガー」がおすすめです。
タイプで選ぶ
衣紋掛けは、主に「一本タイプ」「二本タイプ」「多機能タイプ」の3種類があります。
・一本タイプ
一本タイプは、着物を掛ける棒部分が1本とシンプルなタイプの衣紋掛けです。
・二本タイプ
二本タイプは、着物を掛ける1本の長い棒に加えて、帯や帯揚げなどの小物を掛けられる短い棒も付いた衣紋掛けになります。
・多機能タイプ
多機能タイプは、着物の袖や裾を折り曲げて干せる省スペース用の衣紋掛けです。折り畳み式のタイプは、クローゼットに収納できる上に、持ち運びに便利です。
着物や羽織のみを掛ける場合は「一本タイプ」が、着物と帯、和装小物も一緒に干したい場合は「二本タイプ」が、クローゼット収納したい方は「多機能タイプ」が最適です。
衣紋掛けの中には、耐荷重100kgといった通常よりも頑丈な作りのポールタイプの安全なパイプハンガーやメンズの180cm以上の方でも安心の高さが最大2mほどもあるロングタイプの衣紋掛けもあります。
キャスター付きのタイプを選べば、玄関や和室、クローゼットなど必要に応じ、着物を吊り下げたまま移動できて、着物を一時的に干したり、着物を整理したりする際に便利です。
折り畳み式のタイプは、コンパクトに収納できて荷物がかさばりにくいため、外出や旅行にも適しています。
サイズで選ぶ
衣紋掛けの中には、最大で140cmほどまで伸ばせる長尺の「伸縮タイプ」もあります。
一般的な125cmで袖の長さが足りている場合は通常タイプで大丈夫ですが、身長が高めの方で袖の長さが足りない場合は、「伸縮タイプ」を選ぶことをおすすめします。
値段で選ぶ
現在出回っている金属製やプラスチック製の衣紋掛けは1,000円を切る900円や980円から2,000円ほどとリーズナブルなタイプが多いですが、質の良い木材を使用した衣紋掛けや特殊な加工が施された衣紋掛けなど、5,000円を超える高価な衣紋掛けもあります。
ネットショップで衣紋掛けを探す場合は、割引クーポン付きの商品や5個セット10個セットなどのセット販売もありますので、お得な購入方法を見つけてください。
耐久年数や使用頻度などのコストパフォーマンスと値段を考慮して、自分に合った衣紋掛けを選びましょう。
衣紋掛けはどこで買えるの?
衣紋掛けを購入する場所としては、主に以下の2つです。
・呉服屋
・ネットショップ
呉服屋などの着物を専門的に扱う店舗には、数種類の衣紋掛けが用意されています。
呉服屋であれば、豊富な専門知識を備えたスタッフから商品の説明を聞いたり、実際に衣紋掛けを手にして機能やサイズ、用途を確認したりしながら、選べるのがメリットです。
ネットショップでも、数多くの種類の中から気軽に衣紋掛けを探せます。
在庫をすぐに確認できる点と、24時間自分の好きな時間に検索できる点、実店舗よりも安い商品やブランドがそろっている点がメリット。
ただ、検索結果の写真や商品説明で詳細情報を確認できるものの、実物を見て購入するわけではありませんので、実際に商品を届けてもらって確認してみたら、「イメージしていた商品とカラーやサイズが違った」と感じる可能性もあります。
ネットショップの場合は、カテゴリーごとに分けてブランドの人気ランキング順や価格順で検索できる上に、購入者のレビューが掲載されている場合もありますので、レビューを参考にサービスを選ぶのがおすすめです。
衣紋掛けと衣桁の違いとは?

昔ながらの着物を掛ける家具の一つに、衣紋掛けと間違いやすい「衣桁(いこう)」があります。
ここからは、衣紋掛けと衣桁の違いについて、分かりやすくまとめました。
衣桁の種類とは?
衣桁の種類は、主に「衝立型」「屏風型」の2種類です。
・衝立型(ついたてがた)
衝立型の衣紋掛けは、神社の鳥居に似た形をしていて、着物のデザインが見えるように掛けられるのが特徴です。
振袖や訪問着、留袖などの格式の高い着物が掛けられていることが多く、主に呉服屋で展示用として使用されています。
・屏風型(びょうぶしき)
衝立型の衣紋掛けは、 真ん中で折りたためるのが特徴で、L字型の形状をしています。
和室の角に設置し、着物を畳むまでの間に干す家具として、一時的に使用されるのが一般的です。
和服が主流だった時代には、花嫁道具の一つに数えられていたこともありました。
衣紋掛けは着物専用のハンガーであるのに対して、衣桁は着物専用のハンガーラックのような家具です。
1段タイプ、2段タイプ、5段タイプなど、幾つかの段に分かれていて、1段に着物や羽織など丈の長い和装を、2段や5段などの分かれた部分に帯や伊達締め、帯揚げ、腰ひもなどの着物用品を掛けるのに適しています。
衣紋掛けと洋服ハンガーの違いとは?
衣紋掛けと馴染み深い洋服ハンガーの違いについて、一覧表にまとめました。
| 衣紋掛け | 洋服ハンガー | |
| 掛ける衣類 | 着物専用 | 洋服全般 |
| 目的 | 着物を広げて干すことでシワを防ぐ | 洋服を保管したり、収納したりする |
| 形 | 細長い棒状 | 肩に沿って湾曲した形 |
| 長さ | 約1m〜1.5m | 約30~50cm |
| 素材 | 竹・ヒノキ・桐 | プラスチック・金属 |
洋服ハンガーの素材は金属が多いのに対して、衣紋掛けはカビが発生しにくいように吸湿性が高く、着物を傷つけにくいヒノキや竹などの天然素材が多いです。
衣紋掛けは肩のラインに沿わせて袖を広げられる形など、着物に応じた作りが特徴になります。
衣紋掛けは洋服ハンガーで代用できる?
洋服ハンガーが広く流通している現代。あまり着物を着る機会がない方の中には、もしかすると洋服ハンガーを衣紋掛けの代用としてもいいのではないかと考える方もいるかもしれません。
ただ、海外から伝わった洋服を掛けるための洋服ハンガーと日本生まれの着物ハンガーとは目的や形状が異なりますので、洋服ハンガーに着物を掛けることで、着物の形が崩れたり、裾にシワが入ったりする恐れがあります。
特に、振袖や訪問着などのフォーマルシーンで着用する着物ほど細やかな手入れが必要になるため、衣紋掛けを洋服ハンガーで代用することはおすすめできません。
大切な着物の型崩れや劣化を防ぐためにも、衣紋掛けを一つ持っておくと安心です。
衣紋掛けがない場合の対処法は?代用品はあるの?
場合によっては、「衣紋掛けが急に必要になって準備が間に合わなかった」「衣紋掛けを買い忘れていた」などの理由から、衣紋掛けが手元にないことがあるかもしれません。
そんな時に、知っておくと便利な2つの対処法について、説明していきます。
バスタオル用のハンガーを使用する
一つ目が、衣紋掛けの代わりに、ホームセンターやネットショップなどで販売されている通常よりも幅の長いバスタオル用のハンガーに着物を掛ける方法です。
実際の衣紋掛けよりも幅は短いですが、最大で70cmくらいまで伸ばせる伸縮性のバスタオル用のハンガーもあります。
ハンガーと突っ張り棒を組み合わせる
2つ目が、洋服ハンガーの下に突っ張り棒をひもで結んで、衣紋掛けの代用品を作る方法です。
着物のサイズに合わせて棒の長さを調節できる点と、洋服ハンガーと突っ張り棒の両方を100均で手に入れられる点が良い点です。
ただし、ここで、ご紹介した商品や方法は、あくまで一時的な対処にすぎません。
代用品では、袖がきちんと広がっていなかったり、重い着物の場合に耐荷重が十分でなかったりする恐れもあります。
着物を着る機会がある場合には、衣紋掛けも用意しておくとよいでしょう。
衣紋掛けの有効な活用法とは?
着物を着る機会の少ない現代では、衣紋掛けを使用することがあまりないかもしれません。
着物を掛けない時でも、衣紋掛けを有効に活用できたら嬉しいと思いませんか。
ここでは、本来の着物を掛ける使用法以外の知っておくと便利な衣紋掛けの活用方法について、ご紹介します。
キッチンや寝室で洋服ハンガーやタオル掛けとして利用する
もし、衣紋掛けとして使用しない場合は、キッチンでエプロンやタオルを掛けたり、寝室で部屋着や洋服を掛けたりと、洋服ハンガーやタオル掛けとしても活用可能です。
あらかじめ、壁にフックを取り付けておくと、必要な時に衣紋掛けに吊るした着物を手軽に掛けられますし、一時的に洋服やタオル、洗濯物も干せます。
玄関で来客用や自分用の上着掛けとして利用する
衣紋掛けを玄関に設置しておけば、着物を着用時は羽織や和装コートを掛ける衣紋掛けとして、それ以外の時は来客用のコートハンガーや自分用の上着掛けとして利用できます。
部屋の角に設置してデットスペースを洋服ラック利用する
折り畳み式の衣桁型ハンガーラックを部屋のコーナーに角度を調整しながら設置することで、デットスペースになりがちなコーナーを洋服やバック、帽子などをかける洋服ラックとして上手く生かせます。
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自分にぴったりの衣紋掛けで大切な着物を長持ちさせよう!
着物を長持ちさせたり、着物のシワを取り除いたりする便利なアイテムとして、古くから重宝されている衣紋掛け。
使用頻度が減少した現代でも、着物のお手入れ時に欠かせないアイテムとして定着しています。
お手持ちの洋装ハンガーや代用品では、着物のお手入れが難しい場合が多くありますので、自分に合った衣紋掛けを見つけて、大切な着物をきちんとお手入れしながら、長持ちさせましょう。
