【2025年度最新版】ハレの日とはどんな日?節句や伝統行事から行事食、晴れ着まで詳しく解説!

「ハレの日」とはどんな日のことかご存知ですか。

ハレの日とは、人生の節目であり、日常生活を送る上で日々のパワーや活力を生み出す非常に大切な日なのです。

今回の記事では、代表的なハレの日である節句や伝統行事から、ハレの日の伝統食、晴れ着まで、分かりやすくご紹介します。

目次
  1. ハレの日とは?
  2. ハレの日はどんな日を指すの?
  3. 主なハレの日
  4. ハレの日の食事とは?
  5. おめでたい場面に欠かせない晴れ着とは?
  6. 黒留袖(くろとめそで) 
  7. 色留袖(いろとめそで)
  8. 振袖(ふりそで)
  9. 訪問着(ほうもんぎ) 
  10. 高級な晴れ着がそろう「京都きもの市場 着物宅配レンタル」
  11. ハレの日にこそ特別な晴れ着を着用しよう!

ハレの日とは?

日本には、古くから「ハレ(晴れ)の日」と「ケ(褻)の日」のという考え方がありました。

「はれのひ」の概念を提唱した近代の民俗学者である柳田國男によると、「ハレの日」は冠婚葬祭や年中行事、お祭りなど非日常的な特別の日のことで、対する「ケの日」は普段通りの日のこと。

ケの日からハレの日に切り替えるために行われていたのが、「お祭り」なのです。

日常生活を営むためのエネルギーを枯渇させる「ケガレ(穢れ・気枯れ)」をハレの日に祓い清めることによって、新たなパワーを取り込み、日常の活力にしたとされています。

ハレの日はどんな日を指すの?

では、具体的にはハレの日とは、どんな日のことを指すのでしょうか。

ハレの日について、具体的にご紹介していきます。

節句

奈良時代に、古代の中国から伝わった季節の節目となる日。奇数が重なる日を中心に、5つの節句が定められていて、「五節句」として知られています。

1月7日:人日の節句(じんじつのせっく)/七日正月・七草の節句

1月1日の元旦から7日までは正月期間という考え方にちなんで、「七日正月」とも呼ばれています。暴飲防食になりがちな正月期間に疲れた胃を休める日です。

3月3日:上巳の節句(じょうしのせっく)/雛祭り・桃の節句

中国では、川の水で身を清めて穢れを祓うという習慣があります。それが、日本の奈良時代や平安時代に行われていた「人形流し」の風習と結びついた行事と考えられています。
「人形流し」とは、和紙を人の形に切った「人形(ひとがた)」に息を吹きかけて自らの罪や穢れをうつし、川や海に流すことで自分の代わりに祓い流す神事。
時代を経る中で、次第に人形から流し雛、そして手元に飾る雛人形へと変化していったと伝わっています。

5月5日:端午の節句(たんごのせっく)/こどもの日

もともとは、5月最初の「午(うま)の日」に邪気を祓い、無病息災を願う日でした。ただ、「午」を音読みすると「ご」になることから、後に五月五日に固定されたといわれています。
平安時代には宮廷行事だったものの、武士が力を持っていた江戸時代ころに、男の子の健やかな成長を願う日に変化しました。

7月7日:七夕の節句(たなばたのせっく)/七夕

天の川を挟んで瞬く織女星「こと座のベガ」と、牽牛星「わし座のアルタイル」が、旧暦7月7日に一番きれいに見えることから、1年に一度7月7日の夜に織姫と彦星が、天の川を渡ってめぐりあう「七夕伝説」が中国で誕生。
中国では、織女星にあやかり裁縫やはた織りが上達するように祈る行事でしたが、日本では短冊に願いごとをしたためて笹に吊るす習慣が広まりました。

9月9日:重陽の節句(ちょうようのせっく)/菊の節句

奇数の中で一番大きい「9」が重なることから、五節句で最も重要といわれる日。
かつては、子孫繁栄や無病息災を願って、祝いの宴を開いたことが始まりとされていて、現在では菊酒を飲んだり、菊の花を飾ったりして健康を願う行事になっています。

伝統行事

日本に古くから伝わる伝統行事のハレの日を、子どもに関する行事と大人に関する行事とに分けて、詳しく説明します。

子どもに関する行事

・お宮参り

赤ちゃんが生まれてはじめて、子どもの幸せと健康を願って、地元の神社に参拝する行事です。男児は生後31日目から32日目、女児は32日目から33日目で行うのが一般的です。

・お食い初め

子どもが「これから食べ物に困らない人生を歩めるように」と願う行事。離乳食の開始時期とほぼ同じである生後100日前後に実施することから、「百日祝い」とも呼ばれています。

・七五三

3歳、5歳、7歳を迎えたこどもの成長を祝うための行事です。地域によっても異なるものの、通常は男児が3歳と5歳、女児が3歳と7歳で行われます。

・卒業式

学校での教育課程がすべて修了したことを認定し、新たな門出をお祝いする行事。式典では、卒業証書や学位記などが授与されます。

大人に関する行事

・成人を祝う会

冠婚葬祭の「冠」にあたる儀式で、大人の仲間入りとなる20歳になったことを祝う新成人の祭典です。1月第2月曜日を中心に、自治体ごとに式典が開催されています。現在は、成人年齢が18歳に引き下げられたため、「20歳のつどい」と呼ばれることもあります。

・結婚式

新郎新婦が家族や友人を招待し、結婚の報告やお披露目をするための場。冠婚葬祭の「婚」にあたる行事でもあります。

・祭礼

冠婚葬祭の「祭」にあたる儀式。神輿や山車を担ぐなど、地域住民と自治体が一体となって開催する祭りは、地域の氏神様や自然に感謝し、人々の絆を深める大切な行事です。

・還暦

干支が一巡りする60歳で行う儀式で、魔よけの色とされる赤いちゃんちゃんこと頭巾を身につけてお祝いするのが通常です。

長寿祝いの一つであり、「暦が還る」ことにちなんだ行事でもあります。

主なハレの日

現代に伝わる主なハレの日について、一覧表にまとめました。

節句
行事名日にち
人日の節句1月7日
上巳の節句3月3日
端午の節句5月5日
七夕の節句7月7日
重陽の節句9月9日
伝統行事
行事名内容
お宮参り男児は生後31から32日目、女児は32から33日目に氏神様にお参りする行事
お食い初め離乳食がはじまる生後100日ころに行うお祝い
七五三男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳に健やかな健康をお祝いする行事
卒業式学校での教育課程がすべて修了したことを認定する行事
成人を祝う会20歳を迎えて大人の仲間入りを祝う行事
還暦干支が一巡りする60歳で行う長寿のお祝い
冠婚葬祭成人式、結婚式、葬式、先祖の祭礼などの総称

ハレの日の食事とは?

古くから、特別な日であるハレの日には、尾頭付きの鯛や赤飯を食べる方が多いですが、「行事食(ぎょうじしょく)」と呼ばれる特別な料理を食べる習慣もありました。

ハレの日と、独自の行事食について、詳しくみていきましょう。

・桃の節句

かつては桃の節句に磯遊びをして蛤(はまぐり)を神さまにお供えしていた点や、2枚貝で夫婦円満の象徴である点にちなんで、「蛤のお吸い物」を飲む風習があります。また、桃と白と緑の3色重ねになった「菱餅(ひしもち)」も桃の節句ならではの伝統の味です。

・春の彼岸

彼岸は、先祖の霊を供養するとともに感謝の気持ちを伝える日。春分の日の前後3日間を中心とする春の彼岸には、「ぼた餅」を食べるのが一般的です。小豆には邪気を払う魔除けの意味が、餅には五穀豊穣を祈る意味があるといわれています。

・お花見

古くから3月下旬から4月上旬には、満開の桜や花を愛でながら、旬の味覚が詰まった「お花見弁当」を食べて、春の訪れや桜の美しさを味わいます。

・端午の節句

端午の節句の代表的な行事食は、あんこ入りの餅を柏の葉で包んだ「柏餅(かしわもち)」と笹の葉で包んだ「粽 (ちまき) 」です。
柏には新芽が出てくるまで古い葉が落ちない特徴が「子孫繁栄」「家系が絶えない」、ちまきには中国の故事にちなんで子どもの「無病息災」「健康」の意味があります。

・七夕

笹の葉に願い事をしたためた短冊を吊るして祈る七夕には、「そうめん」を食べる習慣が伝わっています。そうめんを天の川に見立てる説や、そうめんを織姫が利用する糸になぞらえて芸事の上達を願う説、古代中国の揚げ菓子「索餅(さくべい)」に由来する説など、幾つかの説があります。

・土用の丑の日

夏の土用期間に訪れる丑の日に、暑い夏を乗り切るため、夏バテや滋養強壮に効くという栄養豊富な「鰻料理」を食べる習慣が江戸時代後期に生まれ、広く普及しました。

・お盆/盂蘭盆会(うらぼんえ)

8月13日から16日までの4日間に、先祖の霊を迎えて供養する行事で、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」とも呼ばれています。お盆期間には、肉や魚、卵など動物性の食材を使用せずに、野菜や海藻、穀物を中心とする「精進料理(しょうじんりょうり)」を食べるのが通常です。

・重陽の節句

古代の中国から伝来した風習で、邪気を払うと考えられていた菊の花を鑑賞したり、菊料理と菊酒を食べたりして過ごします。

・十五夜

1年で月が一番きれいに見えるとされる旧暦の8月15日は、月見団子やススキを飾って月を鑑賞した後に、収穫の感謝の気持ちを感じながら、「月見団子」を味わうのが楽しみです。

・秋のお彼岸

秋分の日の前後3日間を中心とする秋のお彼岸には、魔除け効果が期待できる小豆と五穀豊穣を意味する餅にちなんだ「おはぎ」を食す風習が残っています。

・大みそか

1年の最終日である大みそかには、そばの切れやすいという特性にちなんで、1年の災厄を払って翌年に持ち越さないように、「年越しそば」を食べるのが一般的です。

・正月

1年の始まりである正月には、「家族が1年健康で幸せに過ごせるように」と願いながら縁起のよい料理が並ぶ「おせち料理」や、餅と魚、野菜などを煮込んだ汁物の「雑煮」を食べるのがおすすめです。

・人日の節句

年末年始のご馳走で負担がかかった胃腸を休めるために、セリやナズナなどの「春の七草」を粥に入れた「七草粥」を食べる風習があります。

・節分

毎年2月3日の節分には、その年の歳徳神がいる縁起のよい方角「恵方」を向き、「恵方巻」と呼ばれる太巻き寿司を1本黙って食べるのが作法とされています。

行事名行事食
桃の節句・菱餅・蛤のお吸い物
春の彼岸・ぼた餅
お花見・花見弁当
端午の節句・粽・柏餅
七夕・そうめん
土用の丑の日・鰻料理
お盆・盂蘭盆会(うらぼんえ)・精進料理
重陽の節句・菊酒・菊料理
十五夜・月見団子
秋のお彼岸・おはぎ
大みそか・年越しそば
正月・雑煮・おせち料理
人日の節句・七草粥
節分・恵方巻

おめでたい場面に欠かせない晴れ着とは?

おめでたいシーンで着る衣装の「はれぎ」という言葉を聞いたことはありませんか。

「はれぎ」は、漢字では「晴れ着」と表記され、特別な日やお祝い時など「ハレの日」に着用する着物のことを表しています。

具体的には、「第一礼装」「準礼装」「外出着」「普段着」といった着物の4つの格のうち、準礼装以上のフォーマルなシーンに適した着物のことです。

晴れ着は、主に以下の4種類の着物のことを指しています。

黒留袖(くろとめそで) 

既婚女性の着物の中で一番格式が高い着物で、裾にだけ文様がデザインされた地色が黒の着物。新郎新婦の祖母や母親など、親族の既婚女性が着用する着物です。

色留袖(いろとめそで)

裾に柄が描かれた黒以外の一色に染められた着物。未婚か既婚かに関係なく着用でき、五つ紋を入れると、正礼装と同格になります。結婚式や式典などのシーンに最適です。

振袖(ふりそで)

未婚女性の中で最も格式の高い着物で、華やかな絵羽模様と長い袖が特徴の着物。主に、成人式や結婚式、卒業式などで着用されています。

訪問着(ほうもんぎ) 

絵羽模様が特徴的な着物で、未婚か既婚かに関係なく着用可能です。結婚式や披露宴から、入学式、卒業式、七五三、お宮参り、観劇、お茶会まで、幅広く活用できます。

高級な晴れ着がそろう「京都きもの市場 着物宅配レンタル」

着物の宅配レンタルサイト「京都きもの市場 着物宅配レンタル」には、振袖や訪問着、留袖など、ハレの日にぴったりの厳選されたレンタル着物がそろっています。

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日本屈指の着物通販サイト「京都きもの市場」が手掛けているだけに、上質な着物を手軽にレンタルできますので、晴れ着のレンタルを考えている方は、ぜひ「京都きもの市場 着物宅配レンタル」のサイトやInstagramをご確認ください。

ハレの日にこそ特別な晴れ着を着用しよう!

日常とは異なる特別な日として、古くから日々の活力を養ってきたハレの日。

今回の記事では、ハレの日の過ごし方や行事食、ハレの日にふさわしい晴れ着について、詳しくご紹介しました。

ハレの日にこそ晴れ着を着て、イベントを満喫したり、特別な料理を味わったりと、非日常感を味わいながら、楽しく過ごしましょう。

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